雨奇晴好(うきせいこう)

暮らしの中で

 

雨奇晴好(うきせいこう)という言葉を 先日新聞を読んでいて初めて知った

この四文字の中の「奇」という語は 普通とは違ってすぐれているという意味を表すらしく

自然の眺めというのは晴天には美しく 一方 雨が降ったならば降ったで

雨天もまたすばらしいという意味を持つ言葉らしい

年を取ったせいか 山里に囲まれた自然の素晴らしさというものに

いつの間にかすぐに反応するようになって 折に触れてはその奥深さを感じ

ついついブログにも記してしまう日が多い

今年は時ならぬ猛暑で しかも短い梅雨であった

観測史上初めてだとか 二番目だとか とにかく異例ずくめの年であるらしい

つい先日 わが家にテスト合宿と称してやってきた孫娘と勉強した「枕草子」に出てくる

「春はあけぼの やうやう白くなりゆく・・・・・・」の章に

そんな感性に似た一説があったなと思い出した

「枕草子」とくれば清少納言 「源氏物語」といえば紫式部

この二人は平安時代の中期に同じ時代を生きた二人だ

今から一千年も前の昔に生き その感性を身につけ小説をしたためることができた女流作家

二人の感性とは畏れ多くて比べ物にもならないが

そんなことを感じられる年になったかなどと考えれば なんとも不思議だ

雄大な大自然 四季折々の風景 暑い日寒い日 晴れの日雨の日 そのちょうど中間の日

その時々に想いを馳せながら のんびりとこれからも過ごしたいものだ

最後に 散歩の途中の道端で見つけた一端を スマホのカメラに収めてみた

大きさ1cmほどの小さなあまがえる これまた小さなサワガニ

ついふくらませてみたくなるホタルブクロ 野いちご ぐみ などなど 今日も山里には発見がいっぱいだ

では、

エンジョイ! 山里 そして 雨奇晴好

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