知恩院への旅

暮らしの中で

おいん家のお寺はどこ? 宗派はなに? 

昔は誰かにそう聞かれても え〜っと え〜っと なんだっけなあ 

などと言っては すぐに はっきり答えることすらできなかった

実は わが家の宗派は「浄土宗」で お寺は市内にある「宝国寺」

今は そのお寺を管理する和尚さんはおらず

少々離れたY地区の同じ宗派の「正縁寺」というお寺に お世話になっている

普段はとんと無信心で それはそれは申し訳ないほどの自分だが

ひょんなことで 2年ほど前から なんと このお寺の役員となっている

「浄土宗」は「南無阿弥陀仏」の宗派で 知られ 

その総本山は京都にある「知恩院」 開祖の僧は「法然上人」だ

今年は 「浄土宗」の開宗から850年を迎えるという節目の年ということで

満を持して 檀信徒会による旅行が 企画された

ならばと 同じように?無信心で 飲み仲間のHHとHKにも 

行くかい と誘ったところ

二つ返事で行くというので その2人も加わって

その研修旅行は いつしか自由気ままな慰安旅行になってしまったのだが・・・

浄土宗の始まりは 平安時代末期から鎌倉時代の始めの頃で

世間では 道徳や社会通念 善悪の区別

読み書きすらもままならない庶民たちが 多かった中で

不幸や災いというものは 誰にも降りかかるもの

それは仕事や階級 貧富の差はあったにしても それぞれに平等で

救いを求める衆生に「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば

誰もが救われるというもので

そのシンプルな教えは たちまち世の中に浸透し 現代にも それは息づいている

無信心については お互いに引けを取らない同級生3人だが

それを恥じつつ 知恩院の和尚さんに恐る恐る聞いてみると

わが家の宗派を知り その総本山である知恩院を訪ねてみようという

その気持ちがすでに信心につながっているのだと 上手に説き 導いてくれた

さすがは「浄土宗」 さすがは「知恩院」

これからも先祖を大切に思いつつ 何かしらを 子どもたちへも伝えて行きたいと

そう考えるきっかけとなったことは 間違いない

では、

エンジョイ 知恩院 研修旅行 南無阿弥陀仏・・・・

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