佐久市では 65歳以上の見守りや介助を必要としない人を対象に
加齢による転倒骨折予防などを広く認識してもらうために
予防知識の普及啓発とその活動を推進している
その名も「てんとう虫教室」という
わが家でも 毎週月曜日の午後に 運動不足とボケ防止のためにもなると考えて
老親(父親)も参加させてもらっている
毎回600円というお金はかかるが 自宅まで支援員さんが車で送迎してくれて
短時間ではあるが それ自体は 本当にありがたく 教室の関係者の皆さんにも大いに感謝している
![](https://enjoyhiroyumilife.com/wp-content/uploads/2022/08/matt-bennett-78hTqvjYMS4-unsplash.jpg)
だがつい8月1日のことだ 今日も午後から教室があるからと
佐久地域の恒例行事であるお墓参りを朝のうちにすませておいた
午後の教室開催の時間前には近所の支援員さんがわざわざ来てくれるからと言って
その支援員さんを待たせては失礼と
30分も前から玄関で靴を履いて老親はいつものように待っていた
だが 待てど暮らせどお迎えがやってこない
もしやと思い電話を入れてみると やっぱりそうだった
8月1日と15日は休みになっているという
それに 前回の教室で参加者には通知済みだという
よくよく父親に聞いてみると そういえば何か最後に言っていたような気がするが
よく聞こえなかった 多分その時に 連絡があったかもしれねえやと言い残し
がっかりしたようにとぼとぼと自分の部屋へと引き上げていった
![](https://enjoyhiroyumilife.com/wp-content/uploads/2022/08/grief-gea26f64c8_640.jpg)
歳をとり 動作も少しづつ緩慢になってきている
おまけに耳が遠いとなると 知らないうちに 無駄な用意をしてしまうこともよくあるようだ
それがいつものこととしてすぐに諦めてしまっている姿を目の当たりにすると
少々かわいそうな気がした
父親のこの一連の態度を見ていると 本人もやはり少々悔しい気持ちもあるのだろうが
歳だから我慢しなければとの思いの方が強いようだ
健常者であれば それに普段の生活が支障なくできている人でさえあれば
まったく気づかない事態だ
念には念を入れ 連絡はプリントなり家人に知らせがあればいいのになどと 頭をかすめた
人に寄り添える 誰にも優しいそんな社会であってほしい
自分が行くこれからの道にも 同じことが必ずや待ち受けているはずだから・・・
では、
エンジョイ! 人に寄り添う 優しい社会
#優しい社会#てんとう虫教室#思いやり#配慮
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