思いやりと配慮を 人に寄り添える優しい社会に 

暮らしの中で

 

佐久市では 65歳以上の見守りや介助を必要としない人を対象に

加齢による転倒骨折予防などを広く認識してもらうために

予防知識の普及啓発とその活動を推進している

その名も「てんとう虫教室」という

わが家でも 毎週月曜日の午後に 運動不足とボケ防止のためにもなると考えて

老親(父親)も参加させてもらっている

毎回600円というお金はかかるが 自宅まで支援員さんが車で送迎してくれて

短時間ではあるが それ自体は 本当にありがたく 教室の関係者の皆さんにも大いに感謝している

だがつい8月1日のことだ 今日も午後から教室があるからと

佐久地域の恒例行事であるお墓参りを朝のうちにすませておいた

午後の教室開催の時間前には近所の支援員さんがわざわざ来てくれるからと言って

その支援員さんを待たせては失礼と

30分も前から玄関で靴を履いて老親はいつものように待っていた

だが 待てど暮らせどお迎えがやってこない

もしやと思い電話を入れてみると やっぱりそうだった

8月1日と15日は休みになっているという

それに 前回の教室で参加者には通知済みだという

よくよく父親に聞いてみると そういえば何か最後に言っていたような気がするが

よく聞こえなかった 多分その時に 連絡があったかもしれねえやと言い残し

がっかりしたようにとぼとぼと自分の部屋へと引き上げていった

歳をとり 動作も少しづつ緩慢になってきている

おまけに耳が遠いとなると 知らないうちに 無駄な用意をしてしまうこともよくあるようだ

それがいつものこととしてすぐに諦めてしまっている姿を目の当たりにすると

少々かわいそうな気がした

父親のこの一連の態度を見ていると 本人もやはり少々悔しい気持ちもあるのだろうが

歳だから我慢しなければとの思いの方が強いようだ

健常者であれば それに普段の生活が支障なくできている人でさえあれば

まったく気づかない事態だ

念には念を入れ 連絡はプリントなり家人に知らせがあればいいのになどと 頭をかすめた

人に寄り添える 誰にも優しいそんな社会であってほしい 

自分が行くこれからの道にも 同じことが必ずや待ち受けているはずだから・・・

では、

エンジョイ! 人に寄り添う 優しい社会

#優しい社会#てんとう虫教室#思いやり#配慮

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