守れ 田舎の大自然・原風景

暮らしの中で

言わずと知れた まさに 限界集落

それでもこの地区では 毎月 区民総出での用水・農道の草刈りを実施している

参加するのは基本的に1軒から1人で だいたい30人くらいでの作業となるが

都会と違って ほぼ全員が「マイ 草刈機」を担いできては 作業に臨んでくれる

ありがたいことだ

ずいぶん前からだが 若者たちは

そのほとんどが 学びの機会や仕事の場所を求めて 都会へと出て行ってしまっている

そのため参加メンバーはというと

地元に残された60代や70代 また80代後半にもなろうとする面々だ

先祖から続くこの地域を守るために 環境美化と地域コミュニティの連携を高めつつ

「自らの地域は自らの手で守る」という高い理想を

損得なしで 誰もが無意識の中で実現している

その高い理想とは裏腹に 夏の雑草の勢いは残酷だ

ちょっと油断しようものなら その丈はあっという間に1mを越す

農地も用水も畦もだが 空き家や耕作放棄地の多くなった昨今では

管理の手が回らず 景観は次第に失われて行こうとしている

田舎の風景は美しいが その美しい風景は驚くほど簡単に壊れるものだ と

近頃つくづく実感している

この厳しい現実に 自治体も議員も見て見ぬふりだし

見たとしても考えてくれることすらしてくれていない

この先の作業においては 段々に高齢者世帯から免除していくのは致し方のないところだ

それでも「行けるところまで行く」ということなのか

作業内容と参加人数で これからは そのやり方も変わるはずだ

一概には言えないが 住人が声を掛け合って「できるまで」を基本として考えて行きたい

自身でも そう考えている

市道や河川などの公共部分については 自治体がすべきという考え方もある中で

市町村が業務委託や助成金を自治会に出しているケースもあると聞く

そこで得たお金や住民から集めた自治会費で

業者に外注することもできないことはないと思うが

ほとんどの自治会は 自らの地域を自らの手で という思いから

ボランティアで実施しているのが現実だ

都会と田舎との好循環について 何かいい手立てがないものかと

いつも考えているが なかなか見つからないままだ

では、

エンジョイ 守れ 田舎の大自然と原風景

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