少子高齢化が現実のものとなり 気づかない内に
住み慣れたこの山里も限界集落へと 次第にその速度を上げて行っている
フルでの仕事を終えてから 今年の2月までの2年間だが
自ら希望して シニア大学に通った
そこでは 予期せぬ多くの仲間と出会い
地域の現状とこれからどうするのかという
いわゆる「地域づくり」についての学びの機会を得た
はなから 大きなことは出来ない と思っていたが
それでも地域のために 何か自分に出来ることはないのだろうか と真剣に考えるようになった
ただただ現状を憂いてばかりでは 何も変わることはない
ならば 何かをやってみよう そんなことができる場所があったらいい などと考えていた
そんな矢先 じゃあいっそのこと「居場所作り」をやろうよと なんと妻が自ら提案
人から必要とされている 求められていることがいかに大切か
しかも自分が楽しんでできる範囲のことなら何かできるんじゃないかなどと
そんなふうに妻も ずっと考えていたようだ
そう考えていると 今度は協力者が現れる 社会福祉協議会だ
しかも材料やノウハウを提供してくれるというのだ
ならば カレーとサラダ50食 デザートにプリンも50個
それらを提供できる 居場所づくりをやってみようと とんとん拍子
そうなると今度は 協力してくれるスタッフはどうするかになった
するとどうだ いつもの気の置けない仲間たちが
すぐに そして快く 協力を申し出てくれた
妻曰く それはそれは 涙が出るほどうれしかった と
持つべきものは友だちだと 心から思い
「願えば叶う」この言葉が現実となり その日を迎えることができた
さて 来月は鶏の唐揚げとサラダ 煮物とゼリーをつけて
これまた50人前を 用意することに
どう考えてもやっぱり大変なのだが 仲間たちに感謝し
できるところまで この活動は続けていきたい 今ではそう考えている
いや 考えられるようになった
では、
エンジョイ 居場所作り