金曜日 遅番の仕事を終えて「ホッ」
あいにくの雨の中だったが
愛車のカロスポで自宅にたどり着くまで あとわずかのところだったらしい
事件は突然に起こった
それは 一瞬のことで 「ドスン」という鈍い音がして
一体 何が起こったのかを理解するのに ちょっと時間が必要だったようだ
本人曰く 周りに誰もいないのだが「キャー」という
自分に似つかわしくない かん高い叫び声をあげたらしい
それに 間違いなく被害者は自分のはずだが 事故に関わる相手がいない
相手方は おそらく生身の体で 体当たりをして きっと怪我もしているはずなのに
名前を告げずに走り去ってしまったという
それゆえに 事故の状況をお互いに確認することができずじまいだ
どうやら それは山里に夜な夜な出没する野生動物の 鹿 らしい
野生動物たちはかなり筋肉質な個体が多く
自身でもかなりのスピードで突っ込んでくるらしいが
衝突しても大概無傷か 大したことはないらしい
だが 一方で当てられた車は 鉄の塊なのに
ヘタをすると全損となる事もザラらしいというから 困ったものだ
修理費用も50万円以上になる事がほとんどで
保険適用なしで修理を行うとなると かなり痛い出費になってしまう
家に着くまで お金ないわ 車の修理どうしよう と
そんなことを考えながら 家に着いたらしい
ドキドキと不安がおさまらない中 帰宅したところ
なんと対動物衝突の際の車の損害保険に加入していたようで
車は保険で全部直せるらしい
心優しい旦那のおかげで ことなきを得たからか はたまた能天気な性格からか
とにかく今日もまた 本人は 颯爽と ボランティア活動へと出掛けて行った
では、
エンジョイ 山里暮らし