「限界集落」の未来はこれでいいのか

暮らしの中で

 

「また今日もかよ~」とため息が出るほど 今年の冬は 

何度となく雪かきの苦労を味わされている

標高も高く山沿いであるために この山里には 同じ市内のどこよりも雪が多く降る

もちろん日本海側や県の北信地区に比べると降水量も少なく 大した事はないのだが

暮らしている住人 特に高齢者世帯にとっては 雪かきは切実な問題だ

ここのところ この山里も人口の減少が止まらず 65歳以上人口が50%以上の

限界集落となってきており 近所でもひとり暮らしや高齢者夫婦世帯も次第に増えてきている

ひと冬で何度も雪が降り その雪が2mを越えるような状況には滅多にならないだろうし

屋根の雪下ろしまで必要な状況にはならないだろうから 

今のところ大きな問題とは考えられていない

しかしひとたびそんな状況に至れば 限界集落の崩壊は早く

大きな犠牲を払うことになるだろうと想像できる

この山里ばかりではない 高齢者人口が自治体人口の過半数を超す限界自治体も

今や珍しくなくなってきた

相次ぐ高齢者の孤独死 放棄された先祖伝来の墓 増え続ける買い物難民

住職のいない寺 延々と苦悩が続く老老介護などなど

消滅に向けて坂道を転がる過疎地域の日常は もはや全国どこの山村にも

起こりうる光景になりつつある

切実な声を届ける手段もなく その声を直接あげたとしても それは少数意見であって

危機管理として大きくクローズアップされて取り上げられたりすることは少ないだろう

素朴で人がよく 我慢強くてあきらめが早く

いかに自分が不遇であっても家族や仲間のしあわせを願い 平等でなくとも

常識や現実を素直に受け入れてしまいがちな山里の人たちにも

都会に負けない快適な暮らしは訪れるのだろうか

山から里へばかりではなく 反対に里から山へやってくるような幸運はないのだろうか

雪かきの朝 ふと思った雑感だ

では、

エンジョイ! 山里の暮らし

#山里暮らし#雪かき#限界集落の未来#明るい未来

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