エンディングノート

暮らしの中で

縁起でもないと言われるかもしれないが お墓参りの帰りに なぜか買ってみたくなって

「エンディングノート」なるものを書店で買った

「エンディングノート」は、大切な人に残しておきたい思いや 残された人が手続きで

困らないための情報を書き残しておくためのノートだ

自分自身のこと 財産のこと 保険のこと ペットのこと 家族への感謝の気持ちや

自分の死後どのような葬儀やお墓を希望するかなど 伝えたいことを自由に書くことが

できるというものだ 取引金融機関の口座番号 パソコンやスマホで利用しているIDや

会員番号などを書いておく欄もある

今まで妻や家族と真剣に「自分にもしものことがあったらどうしてほしいか」

なんてことを 話し合ったことは全くと言っていいほどない

誰しも自分や家族が死に直面する場面などは想像もしたくないというのが本音だからだ

仕事で現役の頃 突然の病気とけがで会社を長期休みすることが実際にあった

だが よくしたもので会社というものはどんなに自分が有用で 自分がいなければ

さぞかし困るだろうと思いがちだが いざそうした場面になったとしても

次の日から会社は回るのだということを 身をもって知った

その一方で 自分の家族のことを含めた今後はどうかだ 現状では自分も元気

家族も元気で何も心配する状況にはないのだが 高齢になるにつれ

記憶力や判断力は徐々に低下していくはずだ 認知症や要介護状態になってからでは

家族に自分自身の希望や意思を伝えるのは困難になるかもしれない 今でもそうだし

かつては考えもしなかったエンディングはそう遠くはないと考えられるようになってきた

一緒に暮らす老親も 母親は病院暮らしですでに意思表示が難しくなってきている

父親は耳は遠いが94歳とは思えぬ位元気で生活してくれている ちょうどいい機会だ

自分自身のエンディングノートを老親のそのノートに照らし 元気なうちにその胸のうちを

知っておこうと思っている

「もしものこと」というのは 本当に突然やってくるから「もしも」なのだ

気兼ねなく 面白おかしく語れるうちに 老親にも聞けることは聞いておこう

家族に言いたいことは言っておこう な~んて真面目に考えるきっかけになった

「エンディングノート」だった

では、

エンジョイ! 「エンディングノート」

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