妻の断捨離を“おっ！なかなかやるじゃん”と思いつつ 感慨深く思ったことがある
どこの家でもそうに違いないが 今となっては不要とされる物であったとしても
それらをもらった当時は大いに感激し 大切に飾られた物だろうと思う
誰しも もらった当時「あーこれはちょっと要らないかな」と思ったものであっても
せっかくいただいたものを その場で または次の日に捨ててしまうことなど
人として出来ないはずだ 食べてなくなってしまったり 壊れてしまったものは
どうしようもないが いつまでも壊れることがなく 思い入れが強ければ強い物ほど
「まっ いいか 後で」と言うことになってしまうのだと思う
現に 子どもたちが 修学旅行にお土産として買ってきてくれたマグカップや
学校の課外授業や工作で作った皿などは捨てるに忍びない また 若かりし頃に
結婚の報告をした後から取引先の社長や経理の女性にいただいたワイングラスなどは
確かに捨てがたい お世話になりつつ 生意気なだけの営業担当の若い自分に
お祝いの品まで用意してくれたのだから 捨てることなどできるはずもない
今ではとうに音信不通だし 仮にお元気だとしても自分に祝いの品としてくれたことさえも
忘れているに違いないが・・・
人は 数々の思い出のシーンとともに成長し かけられた言葉や善意が積み重なることで
今日の自分が他の誰でもない自分として生かされ 形成されることになったのだと思う
現役を退き 平均寿命からしても残された人生もそうそう長くはないはずだ こんな自分も
周りのコミュニティの中で 子どもや孫たち 今も続く交友関係の仲間や
今後新たに出会うかも知れない人たちと 親交をあたためつつ これからも悠々とした人生を
送って行きたい
では、
エンジョイ！ 断捨離 雑感
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