退職後多くの時間を家で過ごす時間が増えてからというもの 自ら進んで
するようになったことがいくつかある
毎日遅くまで仕事をし気がつけば自宅と会社の往復だけ 一家の大黒柱として
自分は仕事をしているんだからなどと思い込み 実は気が付かないふりを
していただけかもしれないと 今では少し反省している
思えば 料理や掃除や洗濯などの家事や教育を含む育児などは そのほとんどを妻が担っていた
一方で自分はといえば 対外的な地区の行事や役務 それに外での仕事か
力仕事が相応の分担などと勝手に決めていただけのことだったような気がする
世間の風潮や時代がそうさせていたといえばそれまでなのだが 最近になって
ようやくいろいろなことに気づけたというのが実感だ
どこの家でもそうだと思うが 我が家でも昔から仏壇に 毎日水とご飯を
供えお線香をあげる習慣がある
この歳までの自分はといえ 頼まれた時だけ 何か特別な時だけに
この習慣をやっていたような気がする
だがよくよく考えれば 仏壇にはいつも花が供えられていたし 初採りのものやいただき物
彼岸の菓子などが 妻やら老親やらの誰かしらの手で供えられていたことを思うと
感謝というほかはないし恥ずかしいばかりだ
退職してすぐに気づいたことに 我が家の庭には春先からたくさんの
そして色とりどりの花々が時間差のように次々と咲き出すことだ
それすらに気づけなかったのだから鈍感というしかないのだが その花々が
季節を追って仏壇には供えられていたことにも やっと気づけた
ついでにもうひとつ恥ずかしい話だが 主夫としてちょくちょくスーパーや
ホームセンターに行くようになったが これまでまったく意識したことがなかったことがある
それは その入り口付近に必ずというほどある花のコーナーのことだ
たいてい250円から350円位の本当に小さな一握りの花が売られている
玄関や居間などに飾るにはちょっと少なすぎないかなどと思っていただけに “なるほどな”と
はたと気づいた
仏壇に備える花というのは 高価な花ばかりがふさわしいのではなく 庭で大切に育てた花や
自分がそのコーナーや花屋さんで「キレイだな」と感じた花など
なにかしら心を動かされた花を飾るというのが好ましいようだ
ちなみに 仏壇の花は 仏様のためにお供えするのではなく 自分自身のために飾るものなので
花瓶に生けられた花はこちらむきに飾るのが正しい飾り方だそうだ
この歳になっても知らないことばかりだったり 気づけないことばかりだと大いに反省しつつ
仏壇まわりは常にステキな花で(こちら向きで)飾り それを見ることで仏様のご慈悲を感じ
自分の心を満たすことにしたいと 最近つくづく思わされている
では、
エンジョイ! 花を供える習慣
#仏壇#花#お供え
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