当たり前の時代

暮らしの中で

今ではもうすっかり街の中に溶け込んでいるコンビニ

その代表格セブンイレブンも 今では 全国2万1500店舗を超えていて

開業してから今年5月で 50年になるのだという

かつての日本の高度経済成長期は スーパーやデパートなどの小売業では

「大きいことはいいことだ」の風潮が強い中だったが

それでも「既存中小小売店の近代化と活性化」「共存共栄」を創業の理念として

密かに出発したというのが コンビニとしての初めらしい

当時も日用品に加えて 弁当やおにぎりなどが店頭に並んだ

セブンイレブンで 1978年に販売を開始したという「おにぎり」は

今では 押しも押されぬコンビニの主力商品のひとつだ

かつては「おにぎり」と言えば 家庭で作るものだと考えられており

販売開始当初などは 1日に3個の販売がせいぜいだったそうだ

しかし そこで諦めなかったのが この業界 

次なる一手で 海苔をパリパリのまま食べられる「パリッコフィルム」を考案し

大ヒット商品に繋げたのだという 

家庭で “作るもの” だったおにぎりが いつしか “買うもの” となり

徐々に定着していったものらしい

その昔は 水だって水道から飲むもので

お金を払ってまで買うなんて意識はなかったのも 確かだ

それが今はどうだ その販売は年間20億個を超えるに至り

いつしか水やお茶も店で買うのが当たり前の時代になった

「開いててよかった」 「近くて便利」 人の心の奥にある潜在意識に早く気付き

いつのまにか 非常識を常識に覆してきた発想に 

今更だが感動を覚えずにはいられない

それでは

エンジョイ コンビニ 「開いててよかった」



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