さくら サクラ 桜 🌸

楽しいこと

最も春を感じさせてくれる桜の花の時期が そろそろ終盤を迎えている

今年は全国的に開花が早めで おそらくゴールデンウィークには全ての桜が

葉桜となっていることだろう

日本にはヤマザクラ オオシマザクラなどの9種類の桜を基本に

変種を合わせると100以上のサクラが自生していて

これらをもとにして生み出された園芸品種は200以上もあるという

ソメイヨシノは園芸品種のほうで 当時 園芸の町として栄えていた旧上駒込村染井

(現東京都豊島区駒込)で オオシマザクラとエドヒガンを交配させて誕生したのが

最有力な説とされているそうだ

私たちが慣れ親しむソメイヨシノは 日本の桜の代表的存在でありながら

生まれてからまだ100年と少し 万葉集などの題材にもなっている自生種などとくらべると

まだまだ新参者らしい

ソメイヨシノが一気に全国に広まったのは 「植えてから20年程度で木の横の広がりが

20メートルを超える成長の早さから短期間で名所を作れる」

「花弁が5枚一重なのでボリュームが出て 花見にいい」「苗木が安い」

などが有力な理由のようだ その一方で 病気に弱い性質で

折れた枝や枝の切り口から幹を腐らせる菌が侵入しやすく

樹齢50年を超えると幹の内部が腐ることから 「60年で寿命を迎えてしまう」

という説も囁かれている

また 種で増えることができない園芸種のため自然に新しい木が増えることもないのだそうだ

ソメイヨシノは 第二次世界大戦からの復興や

東京オリンピックに合わせて植えられたものが多いらしく

そろそろその寿命を終え「倒木の危険」に瀕している木が大半をしめている

これに代わって 今盛んに植樹されているのが 神代曙(ジンダイアケボノ)

という品種の桜なのだそうだ 病気に強くて寿命が長く 小枝や葉に香りがあって

花はソメイヨシノよりやや小形でピンクの色が濃いめ

一ヶ所にかたまって咲いて 永く色褪せず保つ特性があるそうだ

既に 日本花の会 という所では 伝染病のテング巣病にかかりやすいソメイヨシノを

配布することが この病気の拡大につながることを懸念して

平成17年度からはソメイヨシノの配布を中止し 平成21年度からは苗木の販売も中止

ジンダイアケボノへの植え替えを推奨しているために 今後は

このジンダイアケボノがその主役になっていくらしい

自分たちが小さかった頃から学校で毎年春に美しい花を咲かせ その美しい花姿で感動を与え続け

日本人に桜を愛でる文化 いのちを愛でる心を教えてくれたのは 間違いなく

今寿命を迎えようとしているソメイヨシノの桜だ

ソメイヨシノが大気汚染や根元の舗装などの過酷な環境に置かれていることや

枝を折るのは問題外として お花見のときも枝や花に煙がかかるバーベキュー

雑菌を繁殖させるゴミの放置 さらに 木の下で遊んだりする何気ない行動も

根を傷め 木を弱らせる原因であることも理解できた

一方で きちんと手入れさえすれば大丈夫だということも聞きホッとする一方で

美しいソメイヨシノの桜を少しでも長く楽しむためには

私たち一人ひとりのちょっとした心がけや気配りが必要なことを改めて認識した

では、

エンジョイ!日本の国花 桜

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