最近気になっていることに「切り取りハラスメント」という言葉がある
それは 発言やら文面の一部だけが切り取られ 前後の脈絡などを無視して
インパクトの強い言葉だけが取り上げたりされることだ
結果 自分が意図することとは違った解釈をされたり
別の意味に誤解されるような伝えられ方をするというのがそれだ
特に今はネットニュースが全盛で そのタイトルや見出しの文字数が短く
かつ目立たせないといけないという観点から どうしてもインパクトのある言葉や
内容を大げさに膨らませたような言葉が前に来ることが多いようだ
本文をよく見たり読んだりすれば ちゃんとその前後に本当の意味が
説明されているのかもしれないが 今は読む側も たくさんのネットニュースに目を触れる中で
本文までしっかり読まずにタイトルや見出しだけで
判断することが増えているのが原因と言えるかもしれない
自分たちの日常でも “切り取り”はよく目にする
知りえた一部の情報を誰かが発信すると それが瞬く間に拡散されていくことは
珍しくない出来事だ
たとえ それが 間違った情報であっても だ
何かの折 知人の名前を出した途端に「アーあの人はダメダメだめ・・」
と即座にその存在を否定した人がいて びっくりしたことがある
後で聞けば ある時 二人が偶然居合わせた時に相手が挨拶をしなかったからだという
よっぽど腹に据えかねたのだろうか
挨拶できなかった側のその知人にも何か理由があったかもしれないというのに だ
以来 自分は否定したその人をあまり親しく思えないままだ
人は情報を得て それを拡散する時 情報の真偽性をきちんと確認して
実行に移してくれるわけではない
それに 日本語は 割とあいまいさのある言葉と言われている
発言 情報を切り取られて 矢面に立つ人がいる
言葉を発する時には責任が伴うということ
あまり深く常に意識はしないが しっかりと心の片隅には住まわせておきたい
では、
エンジョイ! 相手を気づかえる社会
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