野球の進化

暮らしの中で

 

子どもの頃から親しんできた野球が 今 急速に変わってきている

米大リーグの2000年以降のデータの分析によれば 直球のスピードが増して

本塁打の比率が上昇し 一昔前の劇画のような豪快な野球になったとのこと

データを駆使した「DX野球」による進化の側面はあるが 一発狙いの大味な試合が増えた結果

ゲームの娯楽性が低下し ファン離れにつながっているのではないかということらしい

近年 ピッチャーのレベルは目に見えて向上している

例えば 今年の直球の平均球速はセリーグが145.5キロ パリーグが146.3キロ

5年前に比べると3キロ程度アップしているのだそうだ

加えて 変化球の角度やら落差 スライダーの球の回転数などが格段の進化を遂げている

完全試合男の佐々木朗希をはじめ かつては漫画の世界だった160キロ台を投げる投手が現れ

150キロ台に至っては多くの投手が軽々とマークするようになった

一昔前までは考えられなかったことが現実に起きている

大リーグで広がった「フライボール革命」は打者側の対抗策でもある

というのは ヒットを重ねての連打を期待できないのであれば

ホームランなど長打の確率が高まるフライを打って 一振りで得点するしかない

投高打低の現状からすれば 得点を挙げるために考え抜かれた戦術なのだが

その行き着く先は三振かホームランかという一見すると味気ない野球になってしまっている

投打の二刀流である大谷翔平の出現で 日本でもアメリカでも野球熱がまた復活の勢いだが

かつての日本のイチローや大リーグのピートローズ 大技小技 安打製造打者

盗塁のスペシャリストや守備の名手などなど

特色のある選手がそれぞれに輝いていたあの野球がいつまでも見たいのは 自分だけだろうか

では、

エンジョイ! ベースボール

#ベースボール#野球#大谷翔平#イチロー

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