「ロケットに乗って家族で宇宙旅行へ」まるでSF映画のような夢物語が現実味を帯びてきた
小学校5年生の時(1969年7月) アポロ11号が月面着陸に成功したのを
学校の視聴覚室で担任の先生が見せてくれた その時からもう半世紀(52年)以上が
過ぎた一昨日 米国の企業ヴァージン・ギャラクティック社が
宇宙飛行士ではない一般人を乗せて有人飛行に成功したというニュースを目にした
有人宇宙船「スペースシップ2」は翼やロケットエンジンを備え 飛行機のような形状で
母船から上空約14kmで切り離され 音速の3倍(マッハ3)まで加速して高度90km
近くまで達したのちに落下を開始する 乗客は4分間程度の無重力状態を体験して
高度12kmまで降下したところで通常飛行モードに切り替わり 後は普通の飛行機のように
飛行して地上の滑走路に着陸放物線を描くように出発点に戻ったという
今回搭乗した人の年齢はなんと70歳 事前の訓練はシミュレーターを活用した
トレーニングや宇宙に向かう際の重力加速度の体験などを3日間行い
料金は25万ドル(約2800万円)だったそうだ
一般人が宇宙に行くことには これまでに巨額の費用がかかった
かつてロシアの宇宙船「ソユーズ」で民間人が国際宇宙ステーションに行く際の料金は
数十億円規模だったと言うから 当時とは違いもう夢の話ではなくなってきている
この成功により もう一つ別の応用も期待されているらしい それは 宇宙空間を経由して
地上の2つの拠点を結ぶ超高速飛行への応用だ
宇宙空間では大気による抵抗や摩擦を受けないことを利用し ロケットなどを使い
大気圏を飛ぶ航空機よりもはるかに高度を上げ 宇宙との境界を経由して目的地を目指す
構想だそうだ これができれば 例えば 7時間程度かかる東京からシンガポールへの移動が
何と28分でできてしまうのだそうだ 人だけではなく 高価な物品や移植用の臓器など
緊急性の高い物品を運ぶ有力な手段としても期待されているという
科学や技術の進歩はめざましい これからを生きる孫達にはきっとこの先
普通に宇宙旅行ができる時代が訪れるはずだ 残念ながら シニアで中高年の我々が気軽に
宇宙旅行に行くのは まだまだ先の話で実現は難しいだろうが
もしも我々の体力が若返ってしまうような画期的な薬でも開発されようものなら
また宇宙旅行が大金ではなく小金?でできるようになったとしたら
わずかばかりの年金を財布から出し 宇宙などへ気軽に行ってみたいものだ
では、
エンジョイ! 宇宙旅行
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