受けた「生」 課された「使命」

暮らしの中で

朝の最低気温が20°を下回ってくると さすがに肌寒さを感じるようになってくる

野に咲く草花たちも 夏のようにぐんぐんと丈を伸ばすことはせずに

来るべき秋や冬 さらにはその先への準備として

草丈をなるべく低くして実をつけることを優先しているのだそうだ

種を残し 命をつないで行くということは 動植物を問わず大変なことだと改めて思い知る

動物と違ってそこから動くことができない植物たちは

根が生える前の種子ができた時が親元から離れる唯一のチャンスなのだそうだが

その大部分が風や水の流れ 動物の力などを利用して分布範囲を広げるのだということを聞いた

綿毛を使って舞い上がるタンポポ

風を使った移動で 種子を飛ばして命をつないでいくカエデなどの植物

川の水に浮かんで遠くまで移動するココヤシ

また動物のフンによって移動し その場所から発芽する植物のコーヒーなどなど

種を残すための涙ぐましい努力があることを 植物生態学者の話から知った

生き物の中でも 特に人間は  悲しい?かな 生殖可能な時期を過ぎた後も

なお生き続ける存在だという

知能の発達した人間たるゆえんかもしれないが なぜかちょっと複雑だ

この世に「生」を受けて暮らしているすべての動植物

その皆々が大切な役目を各々に背負い

慈しみつつ生活していくことが

それぞれに課された「使命」なのだと改めて感じずにはいられない

では、

エンジョイ! 受けた「生」 課された「使命」

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