人生の転機

楽しいこと

退職したらやろうと考えていたことに 40年前まで住んでいた旧い家の片付けがある

大学を卒業する年に 今の住まいに引っ越したのだが

旧い家は100m程の近くにあることから格好の物置になってしまっていた

床も一部抜けかけているし 家全体がいくぶん傾きかけてもいるようだ

今まで手付かずだったから もしかしたら40年前のお宝が眠っているかもしれない

な~んて考えたがいまだに発見に至っていない

でも 昔の茶の間でホコリの被った引き出しを開けると

小学校1年生から高校までの通知表が出てきた

自分では整理した覚えがないので おそらく母親がまとめて引き出しに放り込んでおいたのだろう

(ウオッ~!)懐かしさに思わず声を上げた

小学校1年生 性格がおとなしく 少し弱い面があります

音声がもう少し高くなり活気が出るようになると良いのですが・・・と担任の先生の所見

学校に通うようになってからようやく本当に健康になりました・・・家庭からの返信

小学3年生 つまらないことには手を出さない

この考えが何か物事に対する積極性を失わせてしまっている様に思います・・・担任の先生の所見

勇気を出してと励ましております 本人も気弱のところは認めておりますので

何とか頑張らせたい 先生にもご苦労をかけますがよろしくお願いします・・・家庭からの返信

小学校3年生では 学級委員もやっていたようで

それなりに友達からは認められて一生懸命だったようだが

どうやら低学年の頃は声も小さく張りがなく 身体も気も弱くおとなしい性格であったらしい

その後の小学校高学年での担任の所見には 真面目だが相変わらず授業中の発言は少ない

しかし組の仲間からの信用は不思議と一番だと書いてある

なぜか授業態度は極めて消極的だと担任の先生方は見ていたようだ

その頃を思い返してみると 確かに気は弱かったのかもしれない(今も?)

しかし先生方の質問や問題は大抵理解ができていて

わかりきっていることをわざわざ手を挙げてまで発言をすることが

正直言ってわざとらしくていやだったし 苦手でもあったようだ

人にはそれぞれ人生の転機があるというが 自分の転機は中学校にあったかもしれない

入学当初 身体は相変わらず小さかったが

部活動に当時ではハイカラなテニス部を自分で志望し

全く経験のない部活での苦しい朝練や放課後の練習にも耐え

自分自身にだんだんと自信がついていったようだ

雨の日も雪の日も 暑い日も寒い日も片道7kmの道のりを自転車で通学したことで

しだいに体力もついた

人と競争する環境になかった山里の小学校とは違い

勉強も運動で負けまいとする気持ちにつられるように実力を伸ばしていったようだ

努力は裏切らないの言葉どおり 中学の佐久地区大会で準優勝

高校のインターハイ東信大会では団体・個人ともに3位という

輝かしい成績も修めることができた

何かに打ち込むこと それが運動部であっても文化部であっても自分を磨き

大きく成長させる原動力になることを身をもって知った

その後自身も親となり 子供達にもぜひそんな経験をしながら成長してほしい

人生の転機を感じ取ってほしいとの願いを込めて

やりたいと思うことを思い切りやらせてきた

幸い 娘はバスケットボールを 息子は野球をと自ら部活を選択し学生時代を過ごし

大きな経験を積み成長できたと思っている

またかつて娘は部活にバスケットボールを選んで

仲間達と汗を流し好成績もあげたが

同時に幼い頃から続けていたピアノ教室も高校3年生まで続けた

途中何度も投げ出しそうになり

やめるやめないを巡って母親と何度も衝突していたが

それでもやめずに 学校の音楽会や卒業式のイベント等では

ピアノ伴奏やらを任されていた

驚いたことに 最近もうひとつうれしいことがある

それは孫1のことだ

何と孫1も母親と同じく小学校の卒業式で歌のピアノ伴奏をやるのだそうだ

親から子へ 子から孫へ その思いが続いたことに不思議な感覚を覚える

幼い頃 何事にもあまり積極的でなかった孫1も

これを人生の転機として その可能性を生き抜いてほしい

多分大丈夫だと思う

それはなぜか

それは 私の幼い頃のひ弱な面もそのままに

またかつてのピアノ継続を巡っての母親と娘の衝突を同じように娘と孫1が

ことごとく同じ場面で同じ経験を積んできているし

まちがいなくそのDNAが脈々と受け継がれていると感じられるからだ

  未来に向かって   頑張れ  子供・孫達

では、

 エンジョイ!それぞれの人生

楽しいこと
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