とうとう 前期高齢者

暮らしの中で

 

先日のこと 市役所からなんとも大層な封書が届いた

しかも 担当の課は高齢者福祉課だ

開けてみると 中には「今月65歳になられる方へ」という文書とともに

介護保険被保険者証が入っていた

「前期高齢者」とうとうそんな年になったかと 何だかちょっと複雑な気持ちにも

通常 介護保険は40歳以上の人が加入することになっていて

40~64歳までは 第2号被保険者と呼ばれていたようだが 65歳になる今月からは

第1号被保険者になるのだと言う

そしてまた今日 今度は日本年金機構からも封書が届いた

退職時から今まで受給していた特別支給の老齢厚生年金に代わり 65歳を機に

新たに老齢基礎年金と老齢厚生年金に切り替わることになるのだという

自分では 余り意識していなかったものが こうした通知が来るたびに節目の年齢を実感させられる

5年前に 60歳の還暦を迎え これがセカンドライフの入り口だよと言われていたものが

いつしか65歳となり 今度は名実ともにセカンドライフの出発点に到達したと言うわけだ

還暦を迎えると それ以後「何歳まで働く予定ですか?」

「理想の定年退職とは何歳ですか?」などということをよく聞かれた

それに対するちまたの答えで 最も多い答えが「65歳」なのだそうだ

セカンドライフの過ごし方は人それぞれ 趣味や旅行を楽しむ人もいれば

ボランティア活動に励む人などもいる

節目の歳を つくづく年だななどとは思わずにいたいものだ

年齢を理由にくすぶっているのなんて何だかもったいない

この頃ラジオで聞いた

イタリアで日本人を“ジャポネーゼ”というように やりたいことを我慢して過ごす人たちのことを

これをもじって “もったいネーゼ” (もったいない人たち)と最近言うらしい

信州佐久版の ”もってネーゼ” にならぬように

これからも前を向いて挑戦しつつ過ごして行きたいと 今日 気持ちを新たにした

では、

エンジョイ! 前期高齢者

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