地域のバトン

暮らしの中で

つい最近まで 高齢者は 残念ながら社会が面倒をみなくてはならない

社会的弱者として 扱われてきた 

だが 今は違う

平均寿命の延伸とともに ひと昔前の高齢者よりずっと若返っているようだ

我々を含め 歴年齢で高齢者とされる65歳以上の人びとは

まだまだ自分を高齢者とみなさず

中年期の延長のような若々しさを保っている人が多くなってきている

確かに この年でも 労働力として生産的活動に従事することはまったく問題ないし

それによって日本経済を支えていくことも 十分可能であるが

我々の役割はそれだけではないような気がする

たとえば 地域社会の支え手として 

また NPOやボランティア・グループなどの担い手としての役割も

果たしていかなければならないのではないか と考えている

自分も含めて 我々年代は等しくそう考えてはいるものの

その一方で ずっと第一線で頑張ってきただけに

そうした重い責任というものについては できれば遠慮したい部分も

正直 心の底にはある

地区の役員やら お寺の役員 地元財産区や耕作組合の役員というものは

本当は少しづつ次の世代へと渡し

その一方では 少しづつ引き継いでこなければならなかったのだと つくづく思う

少子高齢化がますます進み 自分だけがよければ 

役員なども自分でなかれば誰でもいい だとか

地域の困りごとはすべて行政にお任せする社会 だとかが進んで行けば

社会には とてつもない大きな歪みが出てくるのではないかと

老婆心ながら いつも心配している

エンジョイ  地域の暮らし 

タイトルとURLをコピーしました