森の中に入るとなぜだか清々しい気分になったり ゆったりとした気分になることがある
森は人の心を癒し 健康に導く力があることが科学的にも証明されているとか
ならばと 機会があれば参加してみたいとずっと思っていた
我が家は普段から森の中の山里暮らしで 実は毎日がセラピーなのだが
自宅から車で15分程の“春日の森セラピー基地”を起点にして
「森林セラピーとマインドフルネス講座」があることを知り
そのツアーに参加してみることにした
朝9時30分に集合ということだったが そこは地元の利で一番最後での登場となったが
友人と また夫婦で 親子で あるいは単身でと関係性はさまざまだったが
なんと18人もが集まったのにはまず驚いた 時節柄 講座は参加メンバーを3班に分け
それぞれに専門の資格を持つ森の案内人がついての開始となった
60年を超える間 ここに暮らしているのだからこの里で知らないことなどそうはあるまい
と思っていたが 実は知らないことばかり
知っていたとしてもあやふやな知識ばかりで 少々恥ずかしい気がした
ゆっくりと歩きながら説明を聞くのだが 木々や花の名前もほとんど知らず
なぜここに暮らすことが癒しにつながるのか なにゆえ世間から羨ましがられるのかを
考えることもなかったような気がする 当たり前のことを見過ごしてきていたというか
大自然の良さが極々当たり前で気づけなかったというべきなのかもしれない
深く息を吸えば 森の空気がいっぱいに入ってくると思っていたが
実は深呼吸というのは息を思いっきり吐くことによって 空っぽの肺の中に森のいい空気が
自然に入ってくるのだと聞き なるほどなと思った
山の中では当たり前に生い茂っている木々たちをじっくり観察することもなかったが
それぞれに名前があり 葉っぱにも特徴があり また美しい花や実をつける
そのひとつひとつを説明してくれる 案内人の方の貴重な話にも心打たれることが
たくさんあった
展望台に到着したところで 今日のもう一つのテーマでもある
マインドフルネスの講習を受けた マインドフルネスとは 心を今に向けた状態
今の自分の状態に意識を向けて心を整える そんな訓練を自然の中で体験した
そして待ちに待ったお昼 おしゃれなお弁当を新緑の景色を展望台から眺めながら戴いた
帰りは行きとはまた違った道を辿り 途中 ツリーハグをし 木からのエネルギーを
いっぱいに浴びた
大自然の中の鳥たちのさえずり セミの声 風の音 木々 草花の香り
日常の雑務から離れ 普段味わうことない 尊い時間を過ごすことが出来た
帰りに 森からの文(ふみ)が届いた 粋な計らいだ
この森からの文(ふみ)にはどんなメッセージがあるのだろうか
大自然を大切に 食を大切に そして周りの人を大切に
自然体でゆったりと 生活して行きたいと思う
では、
エンジョイ!森林セラピー
コメント