サンタクロース

ウィキペディアによると サンタクロースは伝説上の人物で

赤い服を着て白い髯をはやした老人の姿で知られる

トナカイのひく空飛ぶそりに乗り クリスマス・イヴに子供たちに

プレゼントを配って回るとされるが 時代や地域によりそのサンタクロース像は異なるようだ

その昔 こんな自分の幼い頃にも サンタクロースはやってきていた

だが もしも自分がもう10年ほど遡る戦後の混乱期に生まれていたとすれば

その子ども時代には到底サンタクロースはやって来てはいなかっただろうが

幸いなことに生まれた頃は 忌まわしい世界戦争という時代が次第に遠のき

世の中では平和な新しい時代が意識され 経済も高度成長という波にも乗り

クリスマスを家族で祝える気運になっていたのだろうと思われる

今思えば サンタの記憶はいつからいつまでだったのか定かではないが

その後 いつの日か突然サンタは来なくなってしまった

それがいつだったのかをよくよく考えてみると おそらく

それはサンタの正体を知ってしまってから いや正確には

5歳年上の姉がその真実を知ってしまってから 突然来なくなったのではないかと思っている

末っ子というのは かわいがられる反面 そういう夢のある話に関しては

なんて非情でかわいそうな身の上だろうと思ったりもする

子どもながらに なぜサンタが自分にプレゼントをくれるのか

なぜいつも自分が一番欲しいものを知っていたのか　そしてわが家だけ？かもしれないが

その金額にいつも限界があったのはなぜなのか　などなどと　

ぼんやり考えていた頃が懐かしい

今　世界の一部では　この寒空の中 ずっと戦争が止まないままだ

侵攻の続くウクライナや飢餓や貧困にあえぐ国々には

今年もサンタクロースはやってこないかもしれない

サンタクロースに夢を馳せることができる　平和な世界が一刻も早く訪れることを祈りたい

では、

エンジョイ！　クリスマス　＆　サンタクロース