京都への旅が教えてくれた

楽しいこと

京都への旅というのはなぜだかワクワクし 抒情というものをそそる

そこに天気が良ければ申し分ないのだが

残念ながらお寺の研修旅行の二日間は両日ともにあいにくの雨

どうも元祖雨男の験(げん)らしきものに 自分も感染してしまったかのようだ

予想はしていたが お寺の理事たちの研修旅行ということで その参加者は年配者ばかり

失礼ながら その方々のお名前もほとんど知らない

参加者は11名 どうやら65歳の自分が1番の若手らしい

そんな状況の中だが 多くの学びもあった

知恩院の入り口に聳え立つ大きな門は通常の「山門」ではなく「三門」と書く

実際に行ってみれば分かるが その入り口は3つの扉の門からできている

この造られた3つの門が 悟りの境地に入るために通らなければならない門なのだそうだ

「求めすぎないこと」「捕らわれすぎないこと」「差別しないこと」

これこそが浄土宗の山門を三門とする所以だという

浄土宗は南無阿弥陀仏(お念仏)の宗派で 開宗から850年を迎える

「唱えれば 誰もがひとり残らず救われる」というお念仏の教えが

現代にも息づいている

その昔 道徳や社会通念 善悪の区別 読み書きすらもままならない庶民たちが多かった中で

不幸や災いというものは 誰にも降りかかる

それは仕事や階級 貧富の差はあったにしてもそれぞれに平等だ

救いを求める衆生に そんな時には念仏を唱えれば誰もが救われるというそのシンプルな教えは

人々にその拠り所と心の平穏をもたらしたに相違ないと感じ入った

普段は 宗教に対してまったくの無信心の自分が少しだけ宗教について分かったような気がする

そんな二日間になった

では、

エンジョイ! 普段の生活 

楽しいこと
スポンサーリンク
えんじょいらいふ2239ブログ
タイトルとURLをコピーしました