2022年(令和4年)4月から 「18歳成人年齢時代」に突入する 江戸時代まで遡ると
男の子は15歳の元服で若衆髷から前髪を剃って大人の仲間入りをし 女の子は14歳前後から
島田髷を結い 成人を祝ったといわれている
その後 成人の年齢が20歳になったのは明治29年4月だそうだから
来年は約140年ぶりに「成年」の定義が見直されることになる
世界をみると アメリカやイギリス・イタリア ・オーストラリア・ ドイツ・ ロシアなど
多くの国でもうすでに18歳を成人年齢としている
具体的に18歳になったらできるようになることというのは 親の同意がなくても
携帯電話やクレジットカード 賃貸住宅などを契約できるし ローンを組むことができる
その他10年間有効のパスポートを取得できることや 公認会計士や司法書士 ・医師免許など
国家資格に基づく職業に就くこともできるようになる
一方で これまで通りで 20歳にならないとできないことや得られない資格もあって
それは飲酒をしたり喫煙をすること 競馬や競輪・オートレース・競艇の投票券(馬券など)
を買うことなどだ
また 養子を迎えること 大型・中型自動車免許の取得や国民年金の被保険者資格などは
従来のままで20歳にならないとできない
その他に 現在の結婚可能年齢は男性が18歳以上 女性が16歳以上だが
成人年齢の変更を機に 男女とも18歳以上に統一されることになっている
この話題を聞くとどうしても 自分の18歳当時はどんな様子だっただろうかと
ついつい思いだしてしまう
18歳といえばもちろん高校3年生で 和暦では昭和50年だった
春先までテニスの班活に没頭し地区大会を勝ち抜き県大会まで進んだがあえなく敗退
将来をどうしようかなどとおぼろげに考えだした頃だったような気がする
時代も 高度成長とともに生活基盤の安定がもたらされ 豊かさが少しづつだが
実感できる状態だったのではないかと思う
とは言え 山里の農家の生活というのは豊かさとはややかけ離れた状況だったような気がする
3人兄弟の末っ子ということもあり 狭い田畑をはじめとする土地やほかの財産は
長男が引き継ぐことが一般的で 自分はと言うと進学だけはさせてもらい
その後は実家を出るという図式が 家族の中でも暗黙のうちに決まっていたような気がする
今の18歳には ありあまる情報があるし ありとあらゆる選択肢が与えられている
今なら体格だって大人たちとなんの遜色もない
昔のように こうあるべきなどという家族のあり方も 画一的なものや制約も一切ない
と言っていい
18歳と19歳がいきなり成人になることは大変のようにも思えるが
多様性を重視してくれる社会が実現しつつある今 自分自身の考えを表明しつつ
思い切って社会の荒波ににチャレンジしてほしいと思う
では、
エンジョイ! 大人生活
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