春本番 野球の季節がやってきた
幼い頃 近所の小学生仲間が集まれば 田んぼで草野球が始まる
下は3年生ぐらいから最上級の6年生までの子どもたちが 一堂に集まって
2チームに分かれて試合ができたのだから
今では信じられない数の子どもがいたのだ
我々のようなこの年代の子どものほとんどは 野球に夢中だった
サッカーのJリーグなどは存在すらなく スポーツといえば野球だった
貧しい時代だっただけに みんなが皆んなグローブやバットを持っていたわけでもなく
守備と攻撃に分かれた時には
自分のグローブを守備位置に置いて ベンチに戻り
そのグローブを代わりばんこに 使い回したりしたものだった
自分のグローブは 兄の古いお下がりだったし
それでも 自分の家にあるグローブを持って集まれるのはうれしく
誕生日にバッドを買ってもらった時などは
それはそれはうれしくて 毎日それを振り続けたものだ
時代は巡り 今では子どもの人数は減ったものの 目指すスポーツの選択肢は増えている
経済的な余裕も生まれ 用具の不足も考えずともいい時代になった
今では世界的なヒーローの大谷翔平選手より「野球しようぜ」の合言葉のもと
昨年秋には 日本国内にあるおよそ2万校すべての小学校に 3つずつ
合わせておよそ6万個のグローブが 寄贈された
いい季節が 巡ってきた
野球ならずとも 屋外に出て思いっきりスポーツをする
そんな子どもたちを いつの時代も 見ていたいものだ
では、
エンジョイ 春本番 野球しようぜ