福井への旅

楽しいこと

距離にして約380km車で5時間弱 越前焼きで有名な福井県を訪ねた

特に焼き物に詳しいわけでもないが 古くから日本六古窯の一つに数えられ

古い歴史を持つ窯元をいつかは訪ねてみたいと思っていたことがようやく実現した

越前焼というのは 福井県丹生郡(にゅうぐん)越前町で作られている陶磁器

壺・甕(かわら)・すり鉢の3つの器種を中心とした生活雑器や

経筒(きょうづつ)・骨壺などの宗教的用途としても使用されているという

越前焼に使われる土には鉄分が多く含まれており 耐火性も強いために

表面が赤黒・赤褐色の焼き上がりとなる

ガラス質の膜とかうわぐすりと呼ばれる釉薬(ゆうやく)をかけずに

高温で焼成した陶器が越前焼きの特徴だそうだ

そもそも釉薬をかけて焼くのはなぜかというと 陶磁器への吸水性を少なくし

傷つきにくく 汚れがつきにくくするためだそうで

その色合いもたくさんあるために装飾としての役割もあり 陶芸には重要なものなのだそうだ

(ヘ~知らなかった) 

越前焼きの特徴は この釉薬を使わずに焼かれていて 絵付けもされていないことが多く

それゆえに素朴な風合いとなっているのだということを初めて知り納得した

高温で焼かれる際に薪の灰がかかり 溶けて器に流れ込む自然釉も魅力の一つで

陶器と磁器の中間的な存在である炻器(せっき)であるために

「焼締め」や「半磁器」とも呼ばれる所以らしい

広い陶芸公園内を散歩し 一番奥にある福井県陶芸館には 平安 鎌倉 室町 江戸 明治時代の

古いものから 小・中・大・特大・・・・超特大の壺までが展示されており

大きさや風合い そしてその精緻な技術というものを全くの素人の自分にも

少しだけ理解できたような気がする

越前焼の発祥は今から約850年前の平安時代末期

日本六古窯とは 平安時代から鎌倉時代に始まり現在まで生産が続けられている6つの窯のことで

文化庁が認定する日本遺産だ

越前焼のほかに 愛知県瀬戸市の瀬戸焼 愛知県常滑市の常滑焼(とこなめやき)

岡山県備前市の備前焼 滋賀県甲賀市の信楽焼 兵庫県篠山市の丹波焼がある

この六古窯だが 不覚にも知らないうちに瀬戸焼 常滑焼 信楽焼の地へは

過去に足を踏み入れていたらしいが この3つの地を含めて

あと未開の2つの地へは心して訪問したいと思っている

元気な内に そして失礼のないように 大人の修学旅行?として

真摯にぜひ実現させたいと思っている

では、

エンジョイ!   大人の修学旅行

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