桜の開花は まだもう少し先のこの山里 ウズウズして待ちきれずに
この日曜日に小諸城址・懐古園の桜を見に出かけた
小諸城は 誰もが知っているようで知られていない 日本百名城に名を連ねるほどの名城だ
浅間山から千曲川に至る 小諸の地勢を存分に活用した天然の要塞としても有名で
行ってみるとよく分かるが 小諸城はその城郭が城下町よりも低い場所に位置する
「穴城(あなじろ)」であり これは小諸城が日本で唯一といわれていて
城好きのマニアにはたまらない魅力を持った城のようだ
明治4年(1871年)の廃藩置県で廃城となった小諸城は その後
小諸藩の元藩士らによって明治政府から買い戻され 大正15年(1926年)に
明治神宮の森や日比谷公園等の植栽設計も手掛けた本多静六氏により
小諸城址懐古園として近代的な公園に生まれ変わったのだと言う
今では 日本さくら名所100選 日本の歴史公園100選にも選定されている
春の桜の時期 秋の紅葉の時期には
四季折々の美しい情景のなかに小諸城の面影を堪能できるばかりでなく
美術館や記念館 動物園や遊園地も楽しめるこの場所は
歴史的な遺産やこれぞと言った財産の少ない佐久市とは
比べようもないかけがえのない財産だと 私などは思うがどうだろうか
子供が小さい頃 東京ディズニーランドや富士急ハイランド 上野動物園などは遠くて
またその存在そのものが大きすぎて なかなか行くことは叶わなかったわけだが
懐古園ならば思い立ったらすぐに行けたし
混雑もなく小学校にもあがらない子供たちまでを遊ばせることができ
格好の遊園地であったような気がする
園内の遊具には 振り子式の絶叫系ツインドラゴンや こまのように宙を回るスペースジャイロ
大きいメリーゴーランドなどのほかにも 豆汽車ケンタッキー号や
小型のバッテリー式カートなどがあり いろいろなアトラクションが楽しめた
しかも入場料は無料だ 興味のある乗り物に何と一回200円で乗れる
派手さはもちろんないが お財布に優しい遊園地であることは間違いない
これからも私たち佐久市も含めて 地方(小諸市)に長く残っていてほしい貴重な財産だ
今日は 山里の桜の開花を待ちきれずにちょっと足をのばし小諸城址の見事な桜を楽しませてもらった
桜前線が南から北上するように 標高の高い山里もあと数日で開花を迎えるはずだ
コロナ禍で2年続けて大好きな花見の宴ができず 親しい友たちとも会えない日が続くが
楽しみが少ない分 静かに満開の桜を何度も楽しみたい
では、
エンジョイ!お花見
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