軽井沢発 農業の未来

暮らしの中で

世界的にも知られた避暑地で 年間870万人もの人が訪れる国際観光都市 それが「軽井沢」だ

標高950m~1,200mに位置する高原の気候を利用して作られる “軽井沢野菜” が今

もう一つのブランドとなりつつある 軽井沢は夏になると 昼夜の寒暖差が大きく

早朝深い霧に包まれる この霧が葉物野菜の乾燥を防ぎ

瑞々しく柔らかな食感の野菜となるのだという

これらの高原野菜は2011年 JA佐久浅間により「霧下野菜」と名付けられ

現在ではブランド野菜として人気を博しているようだ

軽井沢町の発地地区といえば 元々沼地でその昔は葦ばかりが茂り

農業をするのには厳しい土地柄だったが つい最近だが行ってびっくりした

一部だが 沼地や農地がきれいに整備されて田んぼとなり 酒米や学校給食米が栽培されているし

また18haに及ぶ広大なキャベツ畑が広がっていた

圧巻は広大な敷地に それはそれは立派な農産物直売所 “発地市庭” 

が建設され営業されているではないか

日本の農業の現場では 依然として人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く

省力化 人手の確保 負担の軽減が重要な課題となっているが ここ発地地区では

いち早くロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して 省力化・精密化や高品質生産を実現する

いわゆる 『スマート農業』 の一端を見る事ができた

ここ山里の三ちゃん(じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃん)農業とは大違いで

20代とおぼしき若者たちが生き生きと働いている姿も目にする事ができたし

1日がかりで腰をかがめ地面を這うようにして手作業で植え付けていたキャベツ苗も

機械で面白いように簡単に植えられて行くし あの重いキャベツもあっという間に

キャベツ収穫機で収穫されて行くのを見て あっけに取られてしまった

日本の農業は世界水準とも呼ばれてはいるが いかんせん今の就農者の高齢化のままでは

世界と戦って行くのは難しい

今後は採算の問題もあるだろうが 日本もいずれは『スマート農業』へと移行して

行かざるを得ないと思う

農業者にとって ブランド化や儲かる農業への転換は是非とも必要だが

その一方で 日本の農地をこれ以上荒廃させないための施策も地域や国をあげて

真剣に考えていかなければならない時代が来ているように思う

では、

エンジョイ! スマート農業

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