こうよう(紅葉と効用)

自然

紅葉に彩られたこの山里を この秋ほど美しいと思ったことはなかったのではないかと思う

退職して働き方が変わり ささやかだが自然に向き合う暇と時間ができたからかもしれない

毎年見慣れていた秋の風景が 今年の自分にはなぜか新鮮だ

春と同じように気候的には過ごしやすく 花々が咲き誇る春の華やかさとは正反対だが

地味な美しさや静けさが 妙に心に染みる

紅葉や落葉などを目にすると しみじみとした情緒とともにせつなくもなる そんな季節だ

一般に秋が好きだという人の中には 無口で感性の研ぎ澄まされた人が多いそうだ

一見 根暗な人だと思われがちだが 実は口数が少ないだけで内面は

情熱的であったりもするらしい

細かいことに気がつき繊細で 人によっては気難しく人付き合いが

苦手な人もいるらしいのだが・・・(自分のことか??)

今年はそんな秋に魅せられて 何度となく紅葉の風景にスマホのレンズを向けた

もみじや楓の 赤色の正体は アントシアニンという色素から作られるそうだし

イチョウやポプラなどに見られる黄葉の正体は カロテノイドという色素がもたらすのだそうだ。

美しい紅葉の条件というのは 晴天が続き 空気が澄んでいて十分な太陽光が葉に当たることや

昼と夜の寒暖の差が大きく 夜には急激な冷え込みがあること また降雨が少なく

地中がほどよく乾燥すること それに葉が枯れないくらいの適度な湿度があることだそうだ

紅葉でちょっと誤解していたことがあったので 紹介しておきたい

それは紅葉が始まったばかりの頃のことだが 緑色の葉が急に黒ずんだ赤紫色になってしまった時に

今年の紅葉はあまりきれいじゃなかったね などとよく口にしてしまうことがあるが

実は大変な勘違いのようだ

これは 葉を赤くするアントシアニンが合成されても 一部のクロロフィル(葉緑素)が

分解されずに残っているために 赤色と緑色が混ざって黒ずんで見えるためのようだ

クロロフィルがほぼ完全に分解されるようになると 葉はアントシアニンによる

鮮やかな赤色になるのだそうだ

紅葉するには紅葉するまでの過程があり 秋が深まる頃にこれらの条件がそろうと

緑色から少し黒ずんだ赤紫色に変化し やがてきれいな赤色になる

まさにその通りだ

こうした紅葉するまでの経緯や仕組みを理解できたのは 毎日の散歩とブログを記すことの

 ”こうよう(紅葉と効用)” のようだ

恥ずかしい話だが この歳になって気付かされることは数知れない

でも これからもずっと大切にしたいひとときに間違いない

では、

エンジョイ! ”こうよう(紅葉と効用)”

#紅葉#山里#効用#秋

自然
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