妻の終活?

暮らしの中で

 

「縁起でもない やめてよ」と妻からすぐツッコミを入れられたが

今夢中で読んでいて 身につまされている本 それが“坂井希久子”さんの「妻の終活」という本だ

余命一年 42年連れ添った妻が末期がんを宣告される

会社人間で 炊事や洗濯など自分の身の回りのことは何もできないのに

子供じみた意地を張るばかりの夫

そんな父親に 娘は母をもう解放してあげてと責め立てる

妻への後悔と自分の将来に対する不安に襲われた夫は・・・というものだ

まだ半分ほど読み終えたところだが この夫は70歳でまさに団塊の世代

自分とは5つ違うのだが ほとんど近い年齢で 考え方においては少々重なるところもある

子育てや近所付き合い そして家事など面倒なことはすべて妻任せ

この年代の輩は 仕事だと言えば 大抵のことは許されてきたし

他の面倒な事も回避できるという習慣が 身に染み付いている

その子どもたちはといえば 自分の人生で手いっぱいな状況だし

同居を願ってもこちらが気詰まりなだけ

ならば夫婦ふたりで老いていけばいいと簡単に思っていた主人公の夫だ

年をとり もっと先になれば 何れ二人は一人になるのだが

男であるこの主人公が妻より後に残されるという選択肢は思いもしなかったようだ

さてさて自分だが 3年前に現役を引退し そこから仕方なくなんちゃって主夫業に突入した

少し前までは 家事をしているところなどを

妻の尻に敷かれていますというようで誰にも見られたくはなかったものなのだが

それが今はもう 少々自信がつき 家事をしているところを見られても 平気になってきている

ともすれば この主人公になるかもしれなかった自分だが

少々時代が遅れたことで 世の中の情勢が変わり そうした憂き目に遭わないでいる

何やってんだ しっかりしろよなどとこの小説にツッコミを入れつつ

どんどん小説にのめり込んでいる

では、

エンジョイ! 主夫生活

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