そば(蕎麦)の花

楽しいこと

夏になれば 「冷やし中華はじめました」の定句が 毎年食堂などに張り紙されるが

それと同じように 毎年10月頃になると「新そば」の季節と言っては 蕎麦屋の店先にも

「新そば」という文字を見かけるようになる ここ山里は 今その新そばの花が満開だ

夏も終わりそうになる今頃 そばの畑は 一面白いじゅうたんを広げたような光景になる

そばの花の1つ1つはとても小さな白い花で 見頃を迎えた花が集まると まわりの景色は一変する

その白い花には 蜂や蝶といった虫たちがその花蜜を集めに方々から集まってきている

我が家の日本ミツバチたちも 程よい距離にあるこの畑に来ては きっと蜜を集めているはずだ

花と表現したが 正しくはガクになるのだそうだ 花経は6ミリほどしかないが

見頃を迎えたそば畑では スプレー状にたくさん咲きほこり そばの花の見頃には畑一面が

まさにかすみ草のフラワーブーケのようだ

さて そばの花はどのような香りをしているかだが 花姿から想像すると

甘くいい香りと想像する人が多いと思うが そばの花の香りを実際に嗅いで見ると

実は「臭い」という感想を抱いてしまう 例えるなら 畑にまく肥料 他にも

肥溜め・くさや・昔の汲み取り式のトイレの臭い…などと表現する人もいるくらいだ

可憐な花からは想像もつかない香りで ちょっとびっくりする そばは

種をまいてからおよそ30日で花が咲き さらに30日くらいで収穫時期を迎えるというから

種をまいてから収穫までが およそ60日くらいということで とても成長が早いことがわかる

ちなみに そば(蕎麦)の花言葉は 「懐かしい想い出」「喜びも悲しみも」

「あなたを救う」だそうだ この花群を見ていると 可憐で清楚な感じが確かに花言葉に

ぴったりとあっているように感じる 今年も 夏の終わりにこのそばの花を愛で

次は 腹一杯に新蕎麦をいただくことにしよう 今日は朝まで雨が降っていて肌寒かったものの

日差しがあればまだまだ夏の名残が強い 実りの秋はまだまだプロローグ

これから訪れる本番の秋をもっともっと満喫することにしよう

では、

エンジョイ! そばの花 からの~ 新蕎麦

楽しいこと
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