日本のランキング

暮らしの中で

「令和」という新しい時代がスタートし 気がつけば今年はもう3年目を迎えている

すぐそこには東京オリンピックの開催が待ち受けるなど 国内の状況も

目まぐるしく動いているようだ それにもまして激しく変動しているのが

日本をとりまく世界情勢だ そんな中で気になるのは 

今の日本という国は世界の中ではどのような位置に置かれているかということだ

各分野におけるさまざまな調査に基づいた国際ランキングにおいて 

世界における日本の立ち位置についての記事があった

先ず経済面だが 昔から指標とされているGDP(国内総生産:1年間に国内で使われたお金の総計)

は米国 中国に続いて第3位 一人当たりGDPは第23位(141カ国中)だという

世界競争力ランキングでは(6位) 自動車の輸出(2位)旅行・観光競争力(4位)

新薬輸出国ランキングは(3位)だ

次に労働面を見てみると 労働生産性(20位)労働時間(22位)有給休暇取得率(ワースト1位)

起業・出世意欲(ワースト1位)と低い数字が目立つ

健康面はどうか 長寿社会(1位)平均寿命(2位)健康寿命(2位)自殺死亡率(ワースト6位)

自然災害による平均死亡率(2位)と健康長寿の面では上位だ

安全・平和の面では 軍事力(6位)平和な国(9位)都市の安全度(3位)殺人発生率(168位)

だそうで まあ安全な国と言えるのだろう

他にもキャッシュレス化(10位)幸福度ランキング(58位)高齢者人口比率(1位)

出生率(184位)インターネット普及率(20位)などとなっている

これらの数字の中には “なるほどな”とか“うれしい”と思えるランキング数字などもあるにはあるが

逆にがっかりさせられる数字もいくつかある

経済大国と言われながら 有給休暇の取得率が低く 朝から晩まで働いても

なお残業が多く労働生産性が他国と比べて極端に低いことは 気がかりのひとつだ

また 最近では新型コロナウイルス感染の状況やら各国のワクチン接種の進捗状況などが

瞬時にわかることはいいのだが ワクチン接種率が諸外国に比べて

その数値がやはり極端に低いことはなぜなのだろうか

クーデターによる内紛が続くミャンマーや場合によっては発展途上国と呼ばれる国々にも

数字で劣っているという状況がそこにはある

もちろん 世界の国々に自国だけ先んじてということには反対ではあるが

どこに問題があるのかを知りたいところだ また 最近国内で起こっている事件で

選挙や政治に絡む贈収賄の問題 国有地の売却にかかる公文書の偽造問題 

政治家や資産家の優先的なワクチン接種の問題などを聞けば 人としての道徳や倫理に欠け

本当に先進国と呼ばれるに相応しい国と言えるのかと考えさせられてしまう

我々は数字やランキングだけを見て 今の現状にただただ満足しているが

自分たちが先進国などと誤解しているだけであって 

実はもう日本という国は先進国とは言えなくなっているのではないかとさえ考えてしまう

かつてマザーテレサが語った言葉で “衣食足りて心貧しき国” それが今の日本なのではないのか

安全で平和な国に暮らしているために 世界のどこかで起きている戦争や災害

飢餓や貧困などにどうしても無関心になってしまっているような気がする

視野を広く持ち 世界中で起きている多くのことに関心を寄せて 

その平和と安定継続のために微力でも貢献できればと考えている

では、

エンジョイ! 幸福な暮らし

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