恩送り

暮らしの中で

「恩返し」とは

基本的には恩をもらったその人にお返しをするという「一対一」のやり取り

これに対して 「恩送り」は 一つの優しさや助けを受けた時に

その喜びや感謝を渡す人数に上限を設けないことだ

誰かからの「恩送り」を受け取った相手が

同じように何人もの人々に「恩送り」をして行くとしたら

そのあたたかな恩のバトンは次々と無限の広がりを見せていくことになる

人と人との関係は どうしても下心というのが滲み出てしまうもので

「自分がここまでやってやったのだから」という気持ちがなぜか心の隅にあるせいか

その施された行為は 相手に借りを感じさせないことが多い

自慢という程ではないが 「恩送り」に関連して 自分自身で常々心がけていることがある

それは 温泉や公共の施設のトイレなどで 

自分が使った備えつけのスリッパを 出る時に揃えるのは当然だが

それと一緒に 他の人が使ったスリッパも

同じように 揃えるようにと 心がけている

この習慣も大人になってから習得したものだが

この所作をすることによって なぜだか自分の心が整い そして清々しい気持ちになる

「恩送り」とは 遠い先に自分が返そうとするものではなく

今すぐ出来るやさしさの受け渡しだと考えることで 毎日を過ごしたいものだ

では、

エンジョイ 恩送り やさしさの受け渡し

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