お宮の記憶

暮らしの中で

この山里にひっそりと佇む神社がある

幼き頃 子供達は 学校から帰ると だれかれとなく

このお宮に集まり かくれんぼや棒ベースなる遊びをして 

夕方暗くなるまで 夢中になって遊んでいた

神社は 木造の平家で 10坪ほどの小さな建物だし

その前庭とて そんなに広いものではないが 

常時10人を超える子供たちがそこに集まり

当然のように土足で 側面の渡し木を上手に伝い 

屋根の上までかけ登っていた 

庭もお宮の周りも 何度も何度も競うように 所狭しと皆で駆け回った

ふと大人になった今 改めて このお宮の建物や敷地を見て

本当に驚いた

えっ こんなに狭かったっけ 建物はこんなに小ちゃかったっけ と

幼い頃の姿と 大人の今の自分サイズを重ねてみれば 

至極当然なのだが 感慨は深い 

テレビゲームやSwitchなるものが 普通に溢れている今では 

思いもしないが 塾通いもなく 小学校から帰り 約束せずとも 

当たり前のように お宮に向かい

年齢差さえも 気にもせずに 皆が夢中になって一緒に遊んでいた時代に

思いを馳せると 

その子供時代が 何とも懐かしい 

では、 

 エンジョイ!子供時代

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