老いるということ

暮らしの中で

「67歳」人生まだまだと 久々に気合を入れて 走り切ったハーフマラソン

この日のためにと トレーニングに汗を流した5ヶ月も

決して無駄な日々ではなかったなと 今なおその感慨に浸っている

この結果をどこで聞いたのか 「よくやったなあ」「すごいじゃん」などと

ラインやメールが届くと これもまた年甲斐もなくうれしい

そんな自分が まだ到底及ばない すこぶる健康な97歳が

かくしゃくとしてわが家には健在だ

近頃は さすがに耳は遠くなり 足もやや衰えが目立つとはいうものの

杖なしで自力で歩くことも可能で

3度の食事もきちんと摂り 毎日欠かさず新聞にも目を通す

2年前に連れあいを亡くし 時には仏壇を前に弱音を吐いていた時期もあったようだが

今はまた元の元気な自分を取り戻している

無理はするなよといってはあるものの 気がつけば ハシゴを持ち出し

見上げるほどの植木を平気で剪定にと上って行く

かと思えば すっかり腰を下ろし おしりをずるようにしながら

草取りも先へ先へとこなして 進んで行く

あと30年後の自分をその姿に重ねると なかなかこうは行くまいと思う

つい最近 足が弱ったせいで皆んなに迷惑がかかると言い

好きなゲートボールも自らすっぱりと決別を宣言してきたらしい

とにもかくにも その気骨にはあたまが下がる だが あまり無理せず 

どうか元気で 好きなことを思う存分やり抜いてほしいと 願うばかりだ

エンジョイ 自分の人生

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