山の木々のもみじやイチョウなどが 秋の同じ頃に紅葉（黄葉）する時期と
場所を線状に結んだものが 紅葉前線と言われている
紅葉する時期というのは毎年の気象条件によって微妙に違ってくるものだが
春の桜前線が南から北へ向けて進むのに対し 紅葉前線は北から南に向けて進行する
またその彩りは 標高の高い山からだんだんに低地へと降りてきて
その様子を目にするのもなかなかいいものだ
それまで緑だった木々の葉が 冬が近づくにつれて 一気に黄色や赤に色づく様は見事だが
一方でやはりどこか寂しい気持ちにもなる
この時期を迎えると 純粋で幼き頃に 学校で口ずさんだ懐かしい童謡・唱歌の「紅葉」を思い出す
当時は歌詞さえも丸覚えであったが 今しみじみと検索してその歌詞をみてみれば
とても味わい深い
♪秋の夕日に照る山紅葉(やまもみじ) 濃(こ)いも薄いも数ある中に
松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は 山のふもとの裾模様(すそもよう)
渓(たに)の流(ながれ)に散り浮く紅葉 波にゆられて離れて寄って
赤や黄色の色様々に 水の上にも織る錦♫
紅葉は 日本をはじめ 世界でも中緯度の地域であればどこでもみられる現象なのだそうだが
寒暖差のはっきりした地域の紅葉は一段と素晴らしいという
日本の四季は世界で一番で 情緒だとか繊細さを持つ日本人の心に
ピッタリすると思うのは自分だけか
もうひとつ 元々の歌詞では五十路を過ぎてからだが 還暦を過ぎてから心にしみる
歌のフレーズがある
それは、竹内まりやの“人生の扉”に出てくる歌詞の一節
♪満開の桜や色づく山の紅葉をこの先いったい何度 見ることになるだろう♫ だ
人生はまだまだと思う反面 着実に前へと進んでいる
元気でいる限り せめてこの紅葉前線の せめてこの景色を十分に満喫することとしよう
では、
エンジョイ！ 紅葉前線
#紅葉＃紅葉前線＃人生の扉＃もみじ＃秋
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