記憶違いと勘違い

楽しいこと

酒を飲みながらだが ひょんなことから友人KKが「そう言えば 中学の時

SMと俺ら3人で 上田市のスター商会までテニスのラケットを買いに行ったよな~」

『上田へ・・・?』「佐久市の大会で準優勝して 上田の東信大会も行ったじゃんか

えっ 覚えてね~の?」と言うのだが・・・

KKもSMも自分もテニス部であったことは間違いなく記憶している

中学3年の時に佐久大会で準優勝したのも はっきり覚えているが

ラケットを一緒に買いに行った記憶と東信大会に出場したことはまったく覚えていない

このことに関し 逆にKK はどうかと言うと KK自身が同じチームで

ダブルスを組んでいた相手はSMであったのに 自分がペアだったO病院の御曹司MOと

組んでいたと勘違いして記憶していたのだ

『行ったことのあるお店のことやその事実を忘れている』ことと

『組んだことのない人とペアだったと思いこむ』このどちらが重いか軽いかは別として

人間の記憶がいかにあいまいなものか思い知らされた出来事だった

酔いが醒めた翌日のこと もう一度一連のことを考えてみた

確かにラケットは3人で買いに行ったかもしれないと思えるまでにはなったが

じゃあどうやって上田のスポーツ店まで行ったのかが思い出せない

自宅から30km近い道のりだ 自分たちで自転車に乗って行ったのか

誰かに連れて行ってもらったのかなどがどうも疑問に思えてくる

それから東信大会だが 自分の記憶では大会の日程が合わずに学校として出場を

見送ったような気がするのだが そこら辺があいまいで今では確かめる手立てもない

卒業後の自分は高校までテニスを続け 上田市の その大会場所は何度も行って覚えているせいか

何だか記憶がごちゃ混ぜになっているのかもしれないのだが・・・

友人KKと自分のどちらが間違っているのかを質すために知りたいわけではないのだが

自分が忘れているのだとしたら こういう まったく記憶が抜けてしまうということがあるのだろうか

また 記憶が何故か互い違いになることがあるのだろうかと 改めて考えさせられた

もう50年近くも前の話だ 忘れていても無理はないのだが もしかしたら記憶というものは

こうした経緯から書き換えられていくこともあるのかもしれない

でも 半世紀も前の青春の一コマを振り返るのは実に楽しい

友人たちと共有した思い出の時間をなつかしく振り返り これからも酒のつまみ話として

かけがえのない時間を過ごしていきたいものだ

ただし 「記憶違い」と「勘違い」はお互いに寛容で大きな心で包みながら

記憶の書き換えの悪用はもちろん禁止だ

では、

エンジョイ! 「記憶違い」「勘違い」

楽しいこと
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