令和6年4月時点 自分が住むS地区の世帯は32軒で人口は78人
その内 65歳以上が39人で5割
60歳以上は45人で なんと全体の6割を占めるに至っている
世帯と人口は 自分の幼い頃に比べれば半減 その一方で 高齢者は増加の一途だ
大げさに聞こえるかもしれないが ここは日本の地方の縮図で
高齢化社会や限界集落の最先端を走っている と言ってもいいのかもしれない
最近 感じているのだが
ここら辺でも 個人や小さな家族単位での生活が重視され
それを快適だと考えるようになり
近所や親戚付き合い ましてや地域の活動などには
出来るだけ参加したくないという風潮になっているようだ
火事が出れば 消防署に 何か問題が起これば 警察に
道が傷んでいたり 自分の家の前にゴミが落ちていれば 行政にと
何でもかんでも 行政側に 依頼すればいいというような
いわゆる住人自体が「お客さん化」している
そんな どこかで読んだ記事のような状況に近づきつつある と 感じている
税金を払っているんだから当たり前 当然の権利 などと思っているが
実は次第にそんな時代は遠くなっていくことを 認識していなくてはならない
なぜならば 少子高齢化が進み ますます税金を払う人が 減っているし
そうなれば 税収も当然に減っていくはずで
なのに住人からの要望はますます増えていくといった事態が 必ず訪れると思うからだ
奇しくも 今年はこの地区の区長を任されているが
元旦に 能登で突然の大地震が 発生し 多くの被害が出た
しかし 公的な支援である公助がもたらされる前に
自身で備え準備していたという自助の備えと
地区や隣組などの小さな単位でも
お互いができる程度の共助の姿勢が 多くの命や災害を助けたようだ
煩わしい人との繋がりは ない方がいいとはいえ
ほとんどの人が 隣人が亡くなっているのにも気づかない
そこまで分断された社会を生きたいとは 望んでいないはずだ
行政任せではない 自助 共助 の姿勢が地域に根ずくような
そんな活動をしていきたいと考えている
では、
エンジョイ 自助 共助 公助