必要なのは 普通の暮らし

暮らしの中で

 

最近気づき始めたことだが 歳をとってくると 

現役時代と違って人との付き合いがだんだんなくなっていくようだ

付き合う方も 付き合ってもらう方も立場が変わり 

双方がその必要性がなくなってくるのだから 当たり前の話なのだが

そうなると下世話な話だが 人を頼りにするわけにはいかないから

最終的に頼れるものはお金だけということになってくる

極端に言えばお金があるからこそ 好きなことができるということだ

その一方で 歳をとっても いつまでも好きなことをしようともせずに

倹約ばかりをしている人がたまにいるが 果たしてそれが本当に

幸せなのだろうかと思ってしまうこともある

食事にしても遊びにしてもいっさいの贅沢もせずにお金を節約して

使う予定のない貯金の残高を増やしたり タンスにしまっているお金を

眺めているだけで人生を終わってしまっては 何のための人生なのだろうか

行き過ぎた倹約などというものは やっと手に入れた老後や余生というものを

楽しいものではなくしているような気がする

だが そうは言っても やはり人によっては子どもや孫のためにと

せっせとお金を残そうとしている年寄りがいるにはいる

現役の頃の職業柄から こうした一家を数多く見てきたが

あまり良い結果がもたらされたことはなかったような気がする

ある程度までは 子孫のためにお金を残すことは必要であっても

お金を稼ぐ大切さやありがたみをきちんとわからせないまま

子供や孫に財産を残すことになれば その結果はろくなことにならないようだ

仲の良かった兄弟や一族が相続をめぐって争うようになったり

憎しみあったりすることは 本意ではないしあってはならないことだ

子どもたちが恥をかかない程度に財産を残しておきさえすれば 

それで充分ではないかと思っている

子どもたちや孫たちが聞けばがっかりかもしれないが 一度きりの人生なので

無駄にはしたくないと つくづく思う

とは言え とかく世に言う贅沢をそれほどの贅沢と思わない自分だけに

これからも自然体でなすがままで暮らしていきたいなどとも考えている

では、

エンジョイ! 普通の暮らし

#普通の暮らし#贅沢な暮らし#悔いのない人生を

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