今年の桜は 暖かさに誘われ 例年より10日から2週間ぐらい早く咲いたようだ
桜は今では日本を代表する花だが 昔からそうだったわけではないらしい
万葉集(西暦629年頃から759年頃までに収録されている歌)にある4500首のうち
「桜」を詠んだ歌はたった40首余りだそうで
当時の万葉人にとっての花と言えば「桜」ではなく「萩」や「梅」だったらしい
後に古今和歌集の時代(平安時代の西暦900年頃)になると「桜」を詠んだ歌がぐんと増え
花と言えば「桜」になったのだそうだ
![](https://enjoyhiroyumilife.com/wp-content/uploads/2023/04/dadalan-real-shRafhEd6Dw-unsplash.jpg)
「桜」にまつわる 自分の中で特に気に入っている歌や俳句を
受け売りのうんちくを込めて紹介したい
『散る桜 残る桜も 散る桜 』(良寛)
江戸時代の僧侶で 歌人でもあった良寛和尚の辞世の句と言われている
「今どんなに美しくきれいに咲いている桜でもいつかは必ず散る そのことを心得ておくこと」
限られた「いのち」というものを意味するようだ
『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ』(細川ガラシャ)
明智光秀の娘で 細川忠興の正室で細川ガラシャの辞世の句と言われている
花も人も散りどきを心得てこそ美しいという意味の歌で 時代に翻弄され
関ヶ原の戦い以後 石田三成に追いつめられて非号の最後を遂げた
自分を強く持ち 自分の意思で行動したいという気持ちを込めた歌だ
『 世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし 』(在原業平)
『 花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 』(小野小町)
『 ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 』(紀友則)
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こんな無粋な自分でさえ聞いたことがあるのだからいうまでもないが
これらの3首も必ずどこかで耳にしたことがあると思う
春爛漫 時にはこんなブログも まっ いいかな?
では、
エンジョイ! さくら サクラ 桜・・・
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