お弁当の思い出

楽しいこと

眠い目をこすりつつも早起きして毎日作っているお弁当は 今はひとつだけ

しかも自分自身のお弁当のみだ

思い起こせば今日まで 家族のために一体いくつのお弁当を作ってきただろうか

夫  娘  息子  ついでに私の分(本当に自分の分はついでだと考えていた)も入れて

ピーク時には4つのお弁当を毎日作っていた

栄養があってバランスもよく  ボリュームもあって身体に良いものをと考えては

ない知恵をフルに働かせては作っていたような気がする

仕事柄限られたわずかな昼時にササっと食べたいという夫  高校生思春期の娘

同じく食べ盛りの息子のそれぞれのお弁当をどうやったら満足させてやれるか

朝食や夕食との兼ね合いなども含めて 四六時中そのことを考えていたような気もする

山里に暮らしているが毎日を会社員として働き

子供達の学校へも毎日車で送迎しながらの日々をよく過ごしてきたなと我ながら感心する

女子高生のお弁当はご飯の量は極力少なめで旬の彩りのいい果物を入れるのが絶対条件で

息子のお弁当はというとその真逆でご飯は多めでボリューム(肉・魚・肉・魚・・・)があり

果物はNGだった

夫と私のお弁当はというと 申し訳ないがやや昨日の残り物に

二人の高校生の余ったおかずを詰めこんだ少々手抜き?のお弁当だった

当時の母親のお弁当作りは 一部の家庭を除けばどの家庭でも普通のことだったせいか

そんなに大変とは考えていなかったし それに家族の誰もお弁当を嫌がらなかったり

誰一人としてお弁当を残して持ち帰ることはなかったこと自体が

私の毎日のお弁当作りを支えてくれたような気がする

プロほどの出来栄えではなかったが 娘もお弁当の彩りや組み合わせを毎日ではないが

美味しい・かわいかったなどと口にしてくれたし

息子に至っては お弁当に入っていた卵焼きを友人にヒョイっとつまんで食べられたことが原因で

親友だが大喧嘩をしたなどとの話を聞き 親友との喧嘩自体は心配だったがうれしくて心が和んだ

もう一つの夫のお弁当作りは 昨年の6月まで約35年間続いた

親のしつけか 夫はお弁当箱に米粒一つも残さずに食べ 毎日 空の弁当箱を持ち帰ってきた

長い間のサラリーマン生活を終えた退職の夜  夫からプレゼントとともに

35年間欠かさずに作ってくれたお弁当に対する感謝と

労いの言葉が添えられた手紙をもらい感激した

その手紙を内緒で載せたいところだが 夫に怒られるとまずいので

夫の了解を得た際には掲載しようと思う

自分としては 特別なことをしてきた訳ではないのだが

お弁当の思い出を書こうとするとなぜか自然と涙が溢れる

ブログを読んでいただいている方々にも お弁当についてはおそらく特別な思いがあるはず

私自身も 家族の絆を繋いでくれたこのお弁当の思い出はいつまでも大切にしたいと思っている

お弁当作りの私の信念(ちょっとおおげさかも)は“手作りで”と考えていた

今は自分だけのお弁当作りだが あと何年続くのか

お昼が待ち遠しくなるようなお弁当を楽しみながら作って行こう

では、

エンジョイ!お弁当

楽しいこと
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