日差しを避け 行く先も出来るだけ木陰を探しながら散歩していたのはつい最近のような気がするが
今では半袖では涼しいほどの気候となった 日中の暑さを感じる日もないではない
だが 少しづつ秋の訪れを感じられるようになってきている
まだほとんどの木々は青々としているというのに ある場所では なぜか赤味や黄色味がかった葉が
見える 標高の高低も大いに関係があるのだろうが どうも寒暖の差の大きい場所ほど
早々に色づく木々が多いようだ 道端のコスモスは今が満開 ついこの間まであんなに手を
煩わせた雑草たちももう そうそう丈を伸ばすことはないはずだが そのかわりにほとんどの雑草が
盛んな夏とは違って懸命に最後の実をつけている 子孫を残すために 雑草たちも最後の力を
振り絞っているように見える 小さい頃 イヌの尻尾によく似ていて 通称ネコジャラシと
呼んでいたエノコログサ ススキ アレチウリなどが今は道端いっぱいを占拠していて
ホウズキなどもきれいなオレンジ色に色づいて ひときわ存在感を見せている
毎年必ず 同じ時期に 同じように出くわす 厄介者の草花たちが他にもいっぱいあるのだが
残念ながら自分が正式に名前を知っている草花はわずかしかない
大自然あふれるこの山里で生まれて育ち 最近まではどうってこともないと思っていたが
こうして季節の移ろいを目で見 肌で感じながら過ごせる日常はなにごとにも変えがたい
子どもたちや孫たちも比較的近くには住んでいるものの 昔とは違う生活スタイルから
何れも市内の中心部で暮らしたり また暮らすことを決めている
山里のこの家には 後々誰かが住むことにはならないだろうと思っているが
自分が元気な内は この雄大な自然とともに生き この田舎暮らしを満喫したいと思っている
では、
エンジョイ! 大自然と田舎暮らし
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