桜の季節がやって来た
待ち遠しい春を誰もが楽しみにし つらくて長い冬をがまんしながら過ごしてきた
山里の春の訪れはゆっくりだが ひとたび春になると一気にテンポをあげる
野や山の雪が溶け出し 先ずは福寿草の黄色い花が咲き
続いて日当たりのいい土手から水仙の花が一斉に開花していく
オオイヌノフグリ たんぽぽ ナズナ(ぺんぺん草) れんげ ほとけのざ
ムスカリ 紅梅 白梅などが負けじと次々とその花を咲かせていく
黄 赤 ピンク 青 白 色とりどりに またたくさんの種類の花たちが
待ちかねたように 競うように咲き乱れる姿は我々の目を楽しませ
毎年のことながら その雄々しい生命力に圧倒される
東京ではすでに散り終わりだという桜は ここら辺ではまだつぼみのままだ
開花にはもう1週間ほどかかるだろうか
桜の原種というのは10種類ほどと言われているが そこから派生した変種は100種類以上で
そこに原種を交配して作り出された品種を全てあわせると ざっと600種類になるのだそうだ
数ある桜の品種の中で 日本に最も多く植えられているのがソメイヨシノ(染井吉野)で
桜の約80%がそれにあたるそうで つぼみは淡いピンク色
開くと花は白に近いピンク色になるもので 学校や公園 街中で多く目にする
続いてエドヒガンザクラ(江戸彼岸桜)原種の桜のひとつで
春の彼岸前後に咲くことからつけられた名前だそうだが
枝を上から下へ枝垂れるように伸ばすことから枝垂れ桜とも呼ばれる
ヤマザクラ(山桜)も原種の桜でやや開花は遅めだが ソメイヨシノが普及する前は
山桜がもっとも有名な桜であったという 他にもマメザクラ オオヤマザクラ
カスミザクラ オオシマザクラ カンヒザクラ カワヅザクラ カンザクラ
などなど日本の国花として誇らしい限りだ
桜にまつわる小説 漫画 絵本 美術書 歌なども多数あり
桜にまつわるスイーツもふんだんにある とにかく 桜の花は人の心をワクワクさせる
上田城址公園 小諸懐古園にはじまり 長野県では高遠城址公園が有名だが全国の桜名所は数多い
今年の春は行けなくとも いつかは足を運びたいものだ
“竹内まりやの人生の扉”に出てくる歌詞の中に
♩春が来るたびひとつ年を重ね 目に映る景色も少しづつ変わるよ
満開の桜や(色づく紅葉を)この先一体なんど目にすることになるだろう♫ とある
全国桜名所は数多くその全てを訪ねることは不可能だろうが
セカンドライフという人生の後半に入って来た今
その証として元気にそしてアクテイブに全国の桜名所とやらを訪ねてみたいものだ
では、
エンジョイ!お花見
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