理想の会社

楽しいこと

ちょっとかたい出だしになるが 定義によれば 『働き方改革』とは

働く人たちがそれぞれの事情に応じた多様で柔軟な働き方を

自分で選択できるようにするための改革なのだそうだ

最近 新型コロナウィルスの影響により これまでの働き方が大きく変わって来たと

感じる人は多いはずだ サラリーマンとしてまだ現役の頃

総務担当だった時もありいろいろな会社の様々な福利厚生制度を学ぶ機会に恵まれたので

今回はその中のあるユニークな会社を紹介したい

その会社はSという 情報・通信業界では最先端の会社だ

先ずこの会社は 『会社に100人の社員がいたら100通りの働き方がある』

と考えており 社員一人一人の個性が違うことを前提に

それぞれが望む働き方と報酬が実現すれば画一的である必要はないという考え方だ

普通に考えれば 会社というものは社員みんなの公平性を重んじるものだが

この会社は何よりも個性を重んじることで社員の幸福を追求するというのだ

そして人事制度というものは 時代に合わせて少しづつ変えていくという一般的な考えではなく

必要に応じ増やしていくものだというから 最初は訳がわからなかったが

いくつもの独自の福利厚生制度を聞いて納得できた

その代表的な制度が以下

『育自分休暇制度』

育自分というのは 文字通り自分を育てるという意味で

就職してから6年の間は復職できることを認める制度

6年という期間の間は 転職であろうが海外留学であろうがなんでもやっていい制度だという

その一例として 一人の女性社員の事例があった

入社して4年目 青年海外協力隊の募集に応じボランテイアに参加

アフリカのボツワナ共和国へ2年間活動に行き 帰国して復職したという

この決められた募集期間に応募しなければ活動自体に参加できなかったし

諦めざるを得なかったはずだが この制度を利用し自分を磨き

大きく成長し今の会社に貢献しているという

『ウルトラワーク』(在宅勤務制度)

 

従来の在宅勤務 時差出勤を含み 従来の働き方と異なる働き方を単発でするやり方

これは会社全体で取り組むのが一般的で コロナ禍で世間ではようやく普及したところだが

もう10年以上も前から しかも社員が単独で行っていたらしい

『副(複)業許可』

 

自分らしく働き経済的にも精神的にも自立できるようにとの観点から

会社資産とは関係ないものは 上司の承認の必要も報告する義務もなく自由に行える制度

金・土・日のカレー屋  農業法人と野菜づくり 企業ブランデイング

他社のマーケテイング戦略講師  

『大人の体験入部』

キャリアや業務に生かすことを目的に他部署に体験入部できる制度

『部活動支援』

 

部署をまたぐ5人以上で勝手に部活動 申請して報告すれば部員一人当たり10,000円を補助

『仕事Bar』

リラックスした雰囲気の中で真面目に仕事の話をする場(B AR)に

飲食費を補助する制度一人当たり1,500円の補助 居酒屋の雰囲気で人集めをし仕事トーク

他にも『子連れ出勤制度』 幼い子供の預け先がないを解消    などなど

みんなが『同じ』であることを強要するのではなく 性別や国籍などとは関係なく

そもそも人は多様であり誰一人として

全く同じ価値観を持っている人はいないという考えであるらしい

ほとんどの中小企業でこれらを導入するのは困難だが

自分の会社で何か他社とは違う良さをアピールしたいと思えばぜひ参考にしたい会社だ

ちなみに 研修後に自分の会社では5日間の連続休暇制度とメモリアル休暇制度が実現した

いい話は聞いてみるものだ いいことはやってみるものだと気付かされた研修だった

では、

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