拾ってはみたものの

暮らしの中で

気温もグッと下がり 日に日に秋が深まっている

今では あの暑い夏の日の記憶さえ 薄れてきてしまっている状況だ

いつもの散歩道には 実りを迎え

もう木の上でとどまりきれなくなった山栗が 車道いっぱいに落ちて散らばっている

そのイガ栗を目にすると なぜだか すぐに 足でこじ開けようとしてしまう

落ちている実などがあろうものなら ついつい拾って ポケットに入れてしまう

だが 拾ったとて それを喜んで 食べるわけでもなく

かと言って 妻に無理やり頼んで 栗ご飯にでも などとそんな気もない

なんと言おうか これも日本人のルーツたる採取民族の本能なのだろうか

そう言えば 元祖健康オタクで “ずっと散歩” の友人KKくんも 

その昔 栗の実を拾っては 同じことを口にしていたような気がするから

彼もまた 採取民族 なのだろう

荒廃化した農地が増え 手入れの行き届かなくなった山々が

どんどん 自然林となって 住宅地に迫ってきている

これをいいことに 野生鳥獣たちが人の生活圏である里へ里へと

下りてきてしまっている状況もある

つい先日 わが家のトウモロコシ畑も 一夜にして何の作物も存在しない

ただの畑になってしまった

人の里代表の区長として 森の鳥獣たちにお願いだ

森の恵みは森で暮らす君たちのために 出来るだけ手を出さないから

その代わりに 人が丹精込めて作った農作物には手を出さないでほしい

切実だが そう 願うばかりだ トホホ・・

では、

エンジョイ 秋の味覚 栗 柿 アケビ きのこ ・・・

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