歯医者さん

暮らしの中で

小さい頃苦手だったものは数々ある(得意だったものが少ない)が

中でも一番の苦手としていたもの それは、“歯医者さん”だ

何気ないあの音 歯が削られる時のあの振動 消毒薬のツンとしたあの臭い

幼い子供のあの泣き声 診療室で待っているあの時間

小さい頃を思い返せばいくつものいまわしいあの思い出がよみがえる

普段から歯磨きさえ満足にしていないのだから虫歯がないわけがない

虫歯は放っておいても自然に治ることはないと諭されて

親に連れられしぶしぶ歯医者さんへと向かう

歯の痛みと治療の恐怖心から 前の日からそわそわし一晩中眠れなかったことを思い出す

そんなわけで 私の歯は小さい頃からの治療跡の歯がずらりと並んでいる

大人になってからは 出来るだけ歯医者には行くまいとの思いから

歯磨き習慣だけは身についたようで 今のところは大禍なく過ごしている

それと大人になってから 何よりも私にはもう一つ強い味方が増えた

なんとうれしいことに 大の友人の2人の妻がそろって歯科衛生士と来ている

2人とも気さくで いつでも予約して来てよと気軽に言ってくれ

会うたびに色々と助言をくれる 頼もしい限りだ

だが なかなかどうして 恥ずかしさと 歯のケアがなっていない自分は

かえって行きにくく 申し訳ないが別の歯科医院に通っている

K子ちゃん Hちゃん いつもありがとう これだけは本当にごめんなさい

でもその助言のおかげで 今は『歯石取り』や

歯の表面の汚れを取り除く『歯のクリーニング』をしてもらうために

定期検診を半年に一回行くことにしている

私が通っている歯医者さんもそうだが 今の歯医者さんはどこも近代的で

治療に関しての事前説明や画像を見ての詳細な説明をしてくれる

かつてのようないきなりの治療や抜歯などの心配は無用で

歯医者=痛いはもう昔の話だとつくづく実感する

昨日は半年ぶりに定期検診に出かけたが

待合室の横にはキッズスペースもでき常駐の保育士さんまでいる

痛みの少ない、抜かない治療方針を心掛けているという

“トラウマ”とまで思っていた苦手だった歯医者さんの記憶は

医療の進歩と心優しき友人の妻たちのおかげで

今では“心に刺さったトゲ”ぐらいまでにはなっている

これからもず~っと歯の健康を保って

アクテイブなシニアライフをエンジョイしていきたい

では、

 エンジョイ!シニアライフ

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