この時期になると 道路脇に一斉に咲き出すその花の名前をこの頃初めて新聞で知った
「タチアオイ(立葵)」というのだそうだ
何を今さらと言われてしまいそうだが 実際今日までその名を知らなかったのだ
洋名は「ホリホック」まっすぐに伸びる姿からタチアオイ(立葵)との和名がつけられたとか
タチアオイの茎は2mくらいに長く伸びるものもあり 花を穂状につける
梅雨入りの頃 花穂の下から咲き始めて順々に咲き上がり
一番上の花が咲いて一年を終えるらしい
多数の園芸品種とともに 花形は一重から八重まであるとも言われているそうだ
この山里でのタチアオイは まだ下からようやく中段まで咲き出したところだが
まさに初夏から夏にかけて咲き しかも丈夫な性質からか
空き地や道路脇などでよく見かける花だ
その花言葉はというと「豊かな実り」「野望」で こぼれた種でも発芽しやすく
下から上に咲きあがる性質が何ともおもしろい
咲き始めは梅雨のはじまり頃で てっぺんの花が咲くと梅雨が明けるとも言われているという
まさにその通りだなとひとり合点した
この年になっても知らないことはたくさんある
もっと言えば 知ろうともしていないことも多い
だが 知っていて損はないし 知ることで自分の中に何か新しいものが芽生えたようで
なぜだかうれしい
こんな気持ちで 年を重ねていきたいものだとつくづく思う
では、
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