消えてゆく日本語というのは 実はたくさんあるようだ
同時に 昔は日常の中に当たり前のようにあって 誰もがそれを使い
重宝していたものが 時代とともに新しいものに取って代わられ 次第に使われなくなる
そして やがてはその存在すらなくなってしまう道具や品物もたくさんある
それらが会話の中で「・・・のようだ」という言い方の中に登場し
ごく当たり前のように使われていたとしても 段々と品物自体が使われなくなり
その語源すらはっきりしなくなるというのが この年になってくるとよくわかる
例えば 「秋の日はつるべ落とし」だが
他の季節に比べて秋は急速に日が暮れる ということを表すことわざなのだが
その語源が今の若者にはどうしてもわからない
つるべ(釣瓶)とは 井戸で水を汲み上げるために使われる道具のことで
桶を縄の先にとりつけたものを滑車に掛けて使用するもので
我々とて見たことはあっても実際は使ったことなどないのだから仕方ない
このつるべが 井戸の中にスルスルと素早く落ちる様子を秋の日暮れに例えて
「秋の日はつるべ落とし」と言われていたようだ
もう一つ あの人は「瞬間湯沸かし器」のようだという言い方がある
「瞬間湯沸かし器」というのは 水道の水を出すと同時にガスバーナーが点火し
すぐに湯が出るようにした器具のことで 昔は各家庭に普通にあったのだが
今ではその存在すらない
この様子を人の行動パターンに例えて 怒りっぽい人をたとえて言うが
おそらくこれがわかる年代も もうすぐいなくなってしまうだろうと思っている
情緒のある 粋な言い回しも時代とともに失われていくことは残念ではあるが
その一方では 新しいアイテムによって生まれてくる言葉があることも忘れてはならない
消えていくであろうもの 「キセルする」「昼行灯」「ゴザめくり」・・・etc.
生まれてきた造語 「ブロガー」「ググる」「インスタ映え」「ユーチューバー」・・etc.
こりゃ~ 大変だ!
では、
エンジョイ! 消えゆく日本語 生まれてくる新語
コメント