朝6時 気温は21℃ ジリジリと照り付ける日中の日差しを避けるようにして
今日もまた散歩へと出かける
辺りはまだ静かで 時折清々しい風が通り過ぎる
ここ山里には 今 夏の花が真っ盛りだ
東電池に向かう標高およそ1,000mの道には 高さ3m程の木々が連なり
ピンクと白の花をいっぱいに咲かせている
そう、槿(むくげ)だ
槿は夏の花の代表格で 韓国では国の繁栄を意味する花として国花にもなっているという
もうひとつ これも道々で多く見かけ 鮮やかに花を咲かせている木々がある
それがサルスベリだ
サルスベリは漢字で「百日紅」と書くようで 初夏から秋までの長い間鮮やかな紅色やピンク
白などの花を咲かせる
各家庭にはシンボルツリーとして植えられていることも多い
白くすべすべの幹がやわらかい印象で圧迫感がないところが魅力のようだ
毎年のことながら 四季のあるこの国日本では その年の天候を例年とよく比べ
真剣にその年の先々の天候を皆んなで心配する
今年などは 過去に例を見ないほどの空梅雨であったが その後しばらく暑い日が続き
今度は戻り梅雨と言えるような雨空も少し長く続いた
そのせいか いつになっても鳴き出さないセミたちをも心配し 毎日の話題にもなっていた
だが 自然とはよくしたもので ここに来てようやく耳をつんざくような喧しさで
それはまるで夏を惜しむかのように いっせいに鳴き出した
観測史上珍しかったり 初めてであったりする気候もあるが いつもの夏がまたやってきて
やがてお盆も過ぎれば 次の季節への歩みが加速していく
初老となり 若い頃よりずっとずっと 豊かな自然を愛でる自身の心境に驚いてもいるが
確かにもう季節が移ろいだしているのも事実 大切にしっかりと心に留めて
季節を楽しく過ごしていきたいものだ
では、
エンジョイ! 大自然 季節の移ろい
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