今日の新聞で知った
禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことを
カリギュラ効果(別名カリギュラ現象)と言うのだそうだ
例えば 「見るな」と言われると見たくなったり
「入るな」と言われると入りたくなってしまったりする
そうした心理現象のことを言うらしい
最近デパートや駅などのトイレで見かける張り紙
「いつもトイレをきれいにご利用いただきありがとうございます」などが
その典型のようだ
直接的に「汚すな」とあったら 適当な反応しかしないものだが
用を足す前に感謝されてしまえば これは汚せない
自分でも 小用を足そうとして 目の前でその貼り紙を見てしまえば
不思議と半歩前に進み出て用を足そうとしてしまうのも そのせいかと妙に納得だ
カリギュラ効果はうまく活用すれば 人の行動を誘導できるものらしく
そのため ビジネスやマーケティングなどの場でも多く活用されているらしい
その活用例がまたおもしろい
映画やドラマの宣伝における「心臓の弱い人は観ないでください」
「興味がない人は動画を閉じてください」などの文言があげられる
また 昔の鶴の恩返しの「覗かないでください」やパンドラの箱の「開けてはいけない」
などもカリギュラ効果が働いたことで 物語では逆の行動が取られたと言えるのだそうだ
今 早々に解決してほしいのがロシアとウクライナの戦争だ
「戦争をやめろ」でも 「戦争をしてはいけない」でもない
「戦争を終結させてくれてありがとう」の張り紙や人々の声で
すぐにでも戦争が終わろうものなら そのカリギュラ効果を信じたいところだが
なかなかそうもいかないのが なぜかもどかしい
では、
エンジョイ! 戦争のない世界 何気ない日常