友人の中で一番の元気印で憎めない奴 彼のことを悪くいう人間をいまだかつて見たことがない
そんな同級生が突然亡くなったとの訃報が 今日舞いこんだ
「えっ 嘘だろ そんなはずは・・・」頭の中が真っ白になって
その言葉しか出てこなかった
彼とは 中学 高校と一緒で おまけに大学の予備校までもなぜか一緒だった
高校時代は クラスも班活動も違ったが125CCのバイクで
家からは距離のある高校まで一緒にバイクで通った
彼と自分は理系と文系の分野も違い
一浪後の進路でも 大学も茨城と東京と離れてしまったために
それからは それぞれの道をそれぞれに歩むことになった
そんなこともあってか 最近では 同級会か彼が実家に帰って来た時に
たまに会うといった位の関係になっていた
だが お互いに長野市と佐久市とに離れて暮らしていても 何かあれば駆けつけることも
相談にものってやれるものだと信じて疑わなかったはずだ
そんな中での訃報は あまりにも突然過ぎて お互いになす術がなかった
もっと何かしてやれることがあったのではないか 酒でも飲みながら
もっともっといろんな事を話をしておけばよかったのに との思いは募る一方で
今は悔しいばかりだ
スポーツというスポーツは大抵こなし 中でも野球が大好きで
自分が父親として息子とできるキャッチボールが何よりの楽しみと
同級会の折に話していた
そんな最愛の息子をも 実は5年前に突然の舌癌で亡くしてもいた
高校球児であともう一歩で甲子園まで進み その後彼の息子は教師への道を進み
父親の彼と同じように教え子たちに慕われていたという
どうして 彼ばかりに不幸が訪れることになったのか不思議でならないのだが
これがやはり運命というものなのだろうか
こうなった今は 彼の冥福を心から祈るしかないと割り切ってはみるが
彼が突然に亡くなったという事実は 我々同級生への健康に関する
彼ならではの警鐘なのだとも思える
今は ただただ合掌するしかない
友よ 安らかに眠ってくれ これからもお前のことはずっと忘れない
合掌 追悼!友へ・・・